JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのスーパーGT500決勝レース1で優勝した塚越広大が喜びを語った。
●塚越広大(KEIHIN HSV-010):予選5番手/決勝優勝
シーズン中は勝てそうで勝てないレースが多かったですし、2位ばかりで2位はもう本当に嫌だと思いながらレースをしていましたが、この勝利でひとつ結果を出すことができて感謝の気持ちでいっぱいです。
決勝ではスタートで順位を落としてしまいましたが、タイヤが温まってくるとペースもよくなってきたので最後までプッシュし続けました。おそらく他のクルマは後半きつくなってくるだろうと思っていたので、それまでにトップに手の届くところにいれば必ず抜けるという自信はありました。
立川選手と小暮選手が手ごわくて、シーズン中に負けていた2台だったので絶対負けたくないと思っていました。立川選手をかわした後に自分もタイヤが厳しい状態になってプリウスコーナーでワイドになってしまいましたが、そこでなんとか持ちこたえセクター3を制することができたのが勝負の分かれ目だったと思います。
ランキング2位もそうですし、シーズン中に勝利がなくて悔しかったので、このレースでは勝ちたいという思いが強かったです。また、HSV-010は最初から最後まで乗り続けたクルマだったので、そのクルマに恩返しができたかなと思います。すごくいい締めくくりができてよかったです。
金石監督には若い時からずっとお世話になっていますし、誕生日プレゼントとして勝利を贈ることができたので、ピットに戻って金石監督から声をかけられた時、その喜びで少し涙が出てしまいました。
来季はクルマがNSXになるので、NSXになってもまた強いKEIHIN号で参戦できるように頑張りたいと思います。
