全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦スポーツランドSUGOで表彰台を獲得した3人野ドライバーが、今日のレースについて語った。初優勝を飾った大嶋和也(PETRONAS TOM'S)は、「優勝できてすっきりしました。オリベイラ選手を抜いた時はちょっと信じられなかったですね」と喜びを語っている。
優勝:大嶋和也(PETRONAS TOM'S)
「優勝することができて、とても嬉しいですね。今年で2年目になりますが、フォーミュラ・ニッポンでもいい成績が出せると思っていたので、悔しかったのですが、ここで優勝できてすっきりしました。金曜日からクルマの調子が良くて、予選では黄旗が出ていたので、アタックをやめてしまったため、10番手スタートとなってしまったのですが、そのままレースをしても上位は狙えないと思いました。燃費をセーブしながらでも速く走れる自信があったので、この作戦を取ることにしました。終盤にオリベイラ選手が迫ってきていたのはわかっていて、最終コーナーで後ろにつかれてスリップに入られてしまい、オーバーテイクされてしまいましたが、あの時点で作戦を変えるわけにはいかなかったので、あの時は優勝はあきらめました。チャンスがあると思って、ペースを上げてはいましたが、オリベイラ選手を抜いた時にはちょっと信じられなかったですね。チェッカーの時には『たぶん優勝したんだろうな』とは思っていましたが、無線でも何も言ってくれなかったので、不安になったのですが、その後で優勝したことを教えてもらいました」
2位:ロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)
「スタートではタイヤの空気圧が低かったせいか、うまく決めることはできませんでしたが、セーフティカーランのあとの再スタートはうまくいって、小暮選手をうまくかわすことができました。今日は大嶋選手のノーピット作戦に負けました。これもレースだと思います」
3位:アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)
「もっと良くなることも、悪くなることもあったと思いますが、3位表彰台という結果は悪くないと思います。スタートはうまく決まって、1コーナーに飛び込んだらスペースがタイトで行き場がなくなってしまい、オリベイラ選手と接触してしまいました。再スタートのあとは小暮選手とのバトルになり、その後接触してスピンしてしまいましたが、あの時はまるでテレビゲームをしているようでしたね。チャンピオンシップを考えると、3位という結果は僕にとってもチームにとっても悪くはないと思います」
