LEXUS TEAM LeMans ENEOS
RACE REPORT-2012/8/28

SUPER GT 2012 series
Round5 鈴鹿サーキット

8月18日(土)予選 / 8月19日(日)決勝

 SUPER GT第5戦は、2008年以来の1000kmレースとして鈴鹿サーキット(三重県)で開催された。ここ数年は諸事情によりレース距離が短縮されて開催されていたのが、今年は1000kmの長丁場レースが復活しての開催となった。

 8月18日(土)、天候は晴れ。午前中は練習走行が行われ、伊藤大輔⇒大嶋和也の順に乗車し、マシンの確認とロングランチェックを行い6番手獲得と調子は上々。午後行われた予選は、開幕戦同様ノックアウト方式で行われた。ノックアウト方式ではQ1、Q2、Q3と続くセッションへ、上位の限られた台数のみが勝ち残っていく。500クラスのQ1は14:15~14:30の15分間で実施され、天候は引き続き快晴、開始時の気温32℃、路面温度46℃。Q1担当は伊藤。このセッションは全15台中、上位11台がQ2へ進むことになる。セッションが開始してもコースインするマシンはなく、各車周りの様子をうかがう状況に。動きが出たのは残り時間が9分を切ってから。このタイミングでENEOS SUSTINA SC430もコースイン。1周ののちアタックラップへ入り、早々にトップタイムを獲得するが、最終アタックの途中、他車のコースアウトによりセッションは残り時間3分10秒で赤旗中断。伊藤もいったんピットに戻る。セッション再開後は、残り時間よりアタックは1周に限られ、このアタックで1ʼ53.416で8番手を獲得しQ2へ進んだ。Q2は5分遅れの14:55~15:05で行われた。11台から7台に絞られるこの大事なセッションに挑んだのは大嶋和也。10分間のセッションながら、動きが出たのはQ1同様に残り時間が9分を切ってから。大嶋もこれに合わせてコースインし、アタックを開始。1ʼ53.090で4番手を獲得し、見事最終ステージのQ3へ進出を決めた。Q3は15:30〜15:40の10分間で、再び伊藤が出走。残り時間が8分になってコースインした伊藤は1ʼ51.951の好タイムをマークし、3番手を獲得した。

 8月19日(日)、朝のフリー走行は小雨の中行われ、決勝での降雨も視野に入れたウェットタイヤのスクラブ、そしてドライバー交代も伊藤⇒大嶋⇒伊藤と両パターンの交代シミュレーションを行うなど、内容の詰まったセッションとなった。結果は11番手。雨は午前中にすっかり上がり、完全なドライコンディションのもと12:30にフォーメーションラップがスタートした。開始時の気温32℃、路面温度50℃。スタートを担当したのは伊藤。1周の隊列走行を終えると、全車クリーンなスタートを決めて1コーナーへなだれ込んでいく。LEXUS TEAMLeMans ENEOSは、173周をほぼ均等に6スティントに分けて長丁場のレースを戦うという作戦で臨んだ。しばらくは先頭集団に順位の変動は起きず、3番手キープで周回を重ねる。しかし15周を過ぎる頃から伊藤のラップタイムが落ち始め、21周でとうとう後ろのマシンにパスされ4番手に。予定より少し早い23周を終えたところでピットに入り、給油、タイヤ交換を行い、ドライバーは大嶋に交代。12番手でコースに戻り、その後は前方のマシンがピットに入る毎にポジションを上げ、37周で全車1回目のピットストップを終えると再び4番手に順位を戻す。43周でトップを走るマシンの緊急ピットインにより3番手に浮上。しかしこの辺りから大嶋のラップタイムが徐々に落ち始め、後車に追い立てられる展開に。46周でとうとう1台に先行されると、翌47周にも1台にパスされ5番手に。この状況からチームは予定より早いピットインを決め、まさにその周を終えてのピットインを予定していた矢先の50周、右フロントタイヤが突然バースト。ピットには戻ったものの、マシンの損傷は激しく復帰は不可能と判断し、ここでレースは残念なリタイヤとなった。 

⇒黒澤琢弥 監督のコメント:
「予選まではクルマも調子が良く、予選で3番手を獲得できたというのは、私たちにできる最高のパフォーマンスだったと思います。狙い通りでした。特にブリヂストン勢で予選トップだったことを考えれば上出来だったと言えるでしょう。決勝でも、リタイヤの瞬間までは作戦通りに行っていたはずだったのですが、タイヤの摩耗が想像以上に激しかったためにバーストしてしまってレースが終わりました。残念な結果ではありましたが、気持ちを切り替えて次戦に全力で挑みたいと思ってます。たくさんのご声援ありがとうございました。」

⇒伊藤大輔のコメント:
「今回は早々にリタイヤしてしまったのですが、応援してくれていたファンの皆様には申し訳なかったです。ただ、ウェイトを積んでいる割には予選で3番手を獲得できて、クルマのパフォーマンスを改めて確認することができたので、先日の合同テストでも調子の良かった富士で行われる次戦では、良い結果を残せると思っています。引き続きご声援よろしくお願いします。」

⇒大嶋和也のコメント:
「菅生で優勝してウェイトがかなり増えていたのですが、車の仕上がりが良くて、予選では3位をとることが出来ました。レースはうまく行けば優勝も狙えるかなと思っていたのですが、思っていた以上にタイヤに厳しくて思うように走る事が出来ませんでした。タイヤのバーストは前兆があったので、ピットに入ろうとした周に起こってしまいました。こんなに早くにリタイアしてしまって残念ですし、応援に来てくれた皆さんに申し訳ないです。でも、次は得意の富士ですし絶対に良いレースをしますので、応援よろしくお願いします。」

◆観客動員数 (予選)25,000人 (決勝)35,500人
◆今戦の獲得ポイント 0ポイント
◆シリーズランキング 6位

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