快晴に恵まれた4月12日、3万人の大観衆を集めて、「“スタート鈴鹿”オープニングサンクスデー~F1キックオフパーティー」が開催された。

 鈴鹿サーキットではF1日本GPの開催に向けて、昨年9月から大規模な改修工事が進められていたが、それがこのほど終了、一般の方々へのお披露目イベントとして、このイベントが開催された。

 サーキットには朝早くから多くのファンが詰め掛け、オープニングセレモニーが行われた午前10時には一新されたグランドスタンドを埋め尽くすほどの盛況ぶりとなり、その中でさまざまなイベントが行われた。

 1963年に開催された第1回日本GPにちなんで行われた「第1回日本GP再現パレード」ではドライバーとして参戦し優勝を果たした元ロータスF1チーム監督のピーター・ウォー氏がロータス23のステアリングを握り、懐かしいマシンが新しい鈴鹿のコースを走行し、たくさんの拍手を集めたほか、SRS-Fを卒業した現役トップドライバーたちによる「SRS-F卒業生レース」や、トップドライバー&ライダーたちによる「ライダー&ドライバートークバトル」、中嶋悟氏がRA272、鈴木亜久里氏がウィリアムズ・ホンダFW11をドライブした「往年のF1マシンスペシャルラン」、中嶋悟、鈴木亜久里両氏に今宮純氏と中嶋一貴選手が加わって行われた「F1スペシャルトークショー」など、さまざまなイベントがコース上で行われた。

 また、同時開催されたホンダエキサイティングカップシビックレースには、鈴木亜久里氏が特別参戦し、シビックレースの常連ドライバーたちに混じって健闘する姿に温かい拍手が送られた。

 そして、イベントの締めくくりとして、メインストレート上にたくさんのファンが集まっての大集合写真の撮影が行われ、新生鈴鹿のオープニングイベントの幕が閉じた。

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