IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパンで、プラクティス2でようやく本格的な走行をスタートした佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)だったが、続いて迎えた予選では素晴らしい走りを披露し予選10番手。もてぎに興奮を呼んだ。
IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパン
予選:10番手
プラクティス1回目にマシントラブルからアクシデント。プラクティスが2回目を迎えたというのに佐藤琢磨のメインテーマはコースに慣れることだった。そんな状態で迎えた予選だったが、足、肩、首の痛みを抱えながらも琢磨は10番手に食い込んでみせた。
今シーズンから走り出したオーバルで、琢磨は本当に多くのことを学び、吸収してきた。その成果を見事に示す形となった予選アタックに、ファンから大きな声援が贈られた。
Q:改めて、ツインリンクもてぎというコースを走っての感想は?
琢磨:本当に難しいなと感じましたね。すごくチャレンジング。インディアナポリスよりもチャレンジングかもしれない。ターン3はニュータイヤでもフラットではいけない。アクセルを抜いてクルマが滑る中でダウンシフトをして、コントロールをして、またすぐにアクセルを踏んで行くんです。このターン3は、入って行くまでアンダーステアが出るか、オーバーステアが出るかがわからないという点でも難しいですね。
Q:今日はアクシデントで始まった1日でしたが。
琢磨:朝のプラクティスでのアクシデントは、まったくの不測の事態でした。オイル・クーラーのパイプの付け根が壊れたんです。それが1コーナーに入る前で、オイルに乗ってクラッシュしてしまいました。330km/hぐらい出てましたから、もう全然対処はできませんでしたね。1コーナーに入る前からスピンしてました。その後にメカニックたちが懸命にマシンの復旧作業をやってくれました。3台分のメカニックが1台を直してくれて、プラクティス2回目の真ん中以降に復帰できたのは本当に良かったと思います。
Q:十分に走れないまま予選を迎えることになりましたね?
琢磨:プラクティスでの自分はタイムを計れたラップがたぶん20周もなかったと思うんですよ。だから、予選はある意味怖かったんですけど、ここまで1週間、いろんなイベントをしてきて、どこへ行ってもたくさんのファンが応援をしてくれて、昨日も今日も多くのファンが来てくれている。ベストを尽くさないわけにはいかないって感じてました。だから予選アタックでは、ウォームアップラップから思い切り攻め込んで行きました。グリーンフラッグになる前にターン3を試すことはその時の1回しかないのでね。そこでイキナリ滑り出したので、『ちょっと待ってよ!』とも思ったけど、これまでのオーバルでの予選での経験をフルに活かして、スピードを乗せて堪え切りました。今日は予選を走れただけでもチームにとっては勝利に近い、素晴らしいことでしたね。クルーのみんなに感謝しています。
Q:体の調子は?
琢磨:痛いです。インディアナポリスの時のクラッシュよりはスピードが低かったんですが、体は打撲があり、両足に青あざ、右肩、首が軽いむち打ち状態ですね。それでも、眩暈とかは全然ないので大丈夫です。明日は気合で行きます。
