IZODインディカー・シリーズは第15戦ケンタッキーのプラクティス1回目に挑んだロータス/KVレーシングの佐藤琢磨。初走行のサーキットで、できるだけ多くの周回をこなしたかったが、30分ほどで雨が降り出し15番手のタイムで初走行を終えた。

IZODインディカー・シリーズ
第15戦ケンタッキー
プラクティス1:15番手 24秒6868

 ケンタッキー・スピードウェイのあるケンタッキー州北部地方は、朝から曇り空に覆われていた。気温は低めで、風も吹いており、雨の降り出す兆候が出ていた。

 10時15分、プラクティスはほぼ予定通りに開始された。初めて走るケンタッキー・スピードウェイできる限り早く慣れようと佐藤琢磨はすぐさまコースイン。1セットのタイヤを使って25周以上を走行。全部で29周をこなし、23周目に自己ベストとなる24秒6868=平均時速215.824マイルを記録した。これは今回出場している27人のドライバーの中で15番手にランクされるもので、トップはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)の24秒4955=平均時速217.509マイルだった。プラクティスは心配された通りに30分を少し回ったところで雨が降り始め、イエローフラッグに。琢磨はここで走行を終了し、予選に備えることとなった。

Q:30分しか走れませんでしたね?
琢磨:ちょっと短かったですね。

Q:しかし、走り出しから今週はスムーズだったように見えていましたが?
琢磨:先週のシカゴの続きということで、走り出しは悪くなかったと思います。同じ1.5マイルオーバルということでね。自分としては、新しいケンタッキーのスピードウェイに慣れることがまずはテーマでした。シカゴに似てますが、こちらはかなりバンピーですね。バンクの角度もちょっと浅い。まぁ、走った感じはそんなに悪くなかったです。

Q:使用タイヤがシカゴと同じなんですね?
琢磨:そうです。だからシカゴの続きとしてセッティングをやれる面はあるんです。しかし、今日はちょっと風が強くて、コーナーごとに全然バランスが違ってましたね。いつもみたいにピッタシ合わせるというセッティングではなく、緩くボカシて、あちらのコーナーにも、こちらのコーナーにも両方まんべんなく……というような、そんな感じで走っていました。

Q:30分以下のセッションでは、レーシングスピードで走ったのは25周以下だったと思います。そのような状況で、予選用セッティングを決めるのは難しいのではないですか? どのようにしてセッティングを導き出すものなんでしょう?
琢磨:いま走った中から決めることになります。本当はもう1個、プラクティスセッションで試したい予選用セッティングがあったんですよ。予選用シミュレーションをやろうとしてたんです。それが天候の影響でできなかった。マシンをガレージに入れてしまったのでね。だから予選用セッティングはブッツケ本番になりますね。

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