IZODインディカー・シリーズ第10戦トロント、予選の前に行われたプラクティスは3回。今回も佐藤琢磨は走るたびにスピードをアップさせていった。今回は各セッションでの上げ幅が小さいと見えていたが、予選でソフトコンパウンドのレッドタイヤを履いた琢磨は大幅なスピードアップ!

 アタック1周目でトップに立つ走りを見せ、第2ステージ進出は確実との印象を与えた。ところが、さらなるタイムアップがなされる前にギヤボックスにトラブルが発生。他車のアクシデントによってフルコースコーションが出されたタイミングだったが、自力でピットに戻れなかったため、ベストの2周を剥奪されるペナルティが琢磨には課せられた。予選第1ステージが再開されると、琢磨は再度アタックへ。グループ内のトップ6へと食い込めるだけのラップをもう1周記録し、最後の1ラップに望みを繋いだ。このラップでトップ6に食い込めば、第2ステージ進出が叶うところだったが、ソフトタイヤの寿命が尽きたためか、琢磨のラップタイムは前のラップよりもダウンし、予選結果は18位となった。

予選:18番手

7月17日(土)
天候:晴れ時々くもり

後方スタートになるけれど、辛抱強くいきたい

Q:予選アタック1周目でトップに躍り出ました。それなのに、イエロー中にマシンがストップ。そしてファストラップを2周剥奪……何があったんでしょう?
琢磨:ギヤボックのトラブルでした。ギヤのセレクトが突然できなくなっちゃったんです。完全にニュートラルっていうか、クルマは滑走しているような状態になってました。まだまだタイムアップできる感じだったんですけどね、ファステスト2周を剥奪されることになっちゃいました。あのイエローの時点までで出していたタイムでQ2には行けてたんですけど、フルコースコーションが出た時に自力でピットへ戻ってこれない場合、ファステストラップを2周剥奪されるルールなのですよね。あの後にもアタックはしましたが、さすがにベスト3のラップでは十分ではなかったですね。最後の最後、ラップタイムを詰めることができたんですけど、リアタイヤをロックさせたりとかがあって、Q2に進むタイムを出せなかった。本当に残念ですね。

Q:ビットール・メイラがタイヤバリアにぶつかっていた。それとは違う場所で佐藤選手は止まってしまったのですか?
琢磨:そうでした。だからチームとしても僕らはペナルティを受ける必要はないのでは? とアピールをしたんですけど、メイラがアクシデントを起こさなくても、おそらく僕の方がコース上に止まって、それでペナルティを受けることになっていたでしょうね。ペナルティは免れないってところだったかな? まぁ、でもファステストラップふたつ削る必要はないですよね? しかし、今回のケースは、自分たちのギヤボックスになんで予選でトラブルが出なくちゃいけないのか? というところもあります。せっかくここまで、ちょっとずつ、ちょっとずつスピードをピックアップしてきたのに。予選で何とか次のステージに進めるってところまでこれていたのに……。クルマをもう一度変えて、良さが出てきたところだっただけに、凄く残念です。

Q:予選に向けてのソフトタイヤ用セッティング、路面のコンディションに対する読み、そういった点はうまくいっていたということですね?
琢磨:そうですね。プラクティス1、2、3回目の状況を考えれば、僕らは予選に向けて凄く前進をしていたと思います。

Q:決勝に向けてのクルマの仕上がり具合、自分なりの描くイメージはどんな感じですか?
琢磨:今の予選でソフトタイヤを履いて、バランスみたいなものは確認できた。逆に不具合みたいな部分もたくさん見えたから、明日のウォームアップで、プライマリータイヤとソフトのオプショナルタイヤと、どれぐらいの走りができるのかっていうのを試したい。セッションごとにスピードを上げることはできているので、明日のウォームアップでも自分たちのプログラムをこなしたいですね。このコースでの決勝は荒れるって聞いているんで、後方スタートになりますけど、辛抱強くいきたいですね。

Q:もうコースに対する不安とかはないですか?
琢磨:いや、本当のところを言うともうちょっと走りたい。相変わらず難しいですよ。今も予選をスクリーンで見ていたけれど、人によって縁石の使い方が違ったりしてました。もちろん、クルマの仕上げ方とかが違うってことはあるんでしょうけど、まだまだ勉強できることはあると感じてます。

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