IZODインディカー・シリーズ第13戦インフィネオンのプラクティス1回目に臨んだ佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング・テクノロジー)は、途中接触等アクシデントに見舞われながらも、19番手でセッションを終えることとなった。

IZODインディカー・シリーズ第13戦インフィネオン
8月21日(土)
プラクティス2回目:19番手

 走行2日目、曇り空の下でプラクティス2回目は始まった。気温は約10度、路面温度は約20度も昨日より低いコンディション。セッションの最後に太陽がようやく顔を覗かせたが、走行初日とはコンディションが異なるため、単純に比較を行なうことは不可能。セッティングを向上させる作業はより複雑となった。

 このセッション中、佐藤琢磨はダニカ・パトリックとの接触も発生。ラップタイムは1分18秒6340がベストと、昨日よりも良くすることができたが、ポジションは昨日よりひとつ上の19番手であった。トップタイムはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)による1分17秒4312と、大きな差を突きつけられている。

 予選での路面コンディションは、プラクティス1回目とも2回目とも異なるものになると見られる。さらなるセッティング変更が必要なのは明らかで、あとはどれだけ路面の変化を読み、それに合わせた調整を行なえるかが鍵を握る。レッド・タイヤがいかなるキャラクターの持ち主で、どれだけのパフォーマンスを発揮するのかに対する読みの正しさも重要だ。

Q:ダニカ・パトリックとターン7で接触があったようですね?
琢磨:プラクティスなのに、あそこで入って来る必要がないですよ。全然真横に並んでたワケでもなかったし、まったく不必要なことでした。

Q:アクシデント以外の部分で、プラクティスの出来は良かったのですか?
琢磨:方向性はだいぶ見えましたけど、まだひとつにまとまってないですね。だから、バラバラにひとつずつセッティングを試して、昨日大きくあった不具合を消していきました。ここからセットアップをひとつにまとめて、予選に臨むという感じです。

Q:昨日と比べて気温、路面温度ともにかなり低いコンディションでしたが?
琢磨:昨日とそのまま比較することはできないコンディションになってましたよね。それに、クルマのセットアップも昨日とは大きく変えて行きました。ただ、2〜3周をかけてタイヤをウォームアップしてからでの比較では、マシンの動きや、路面のコンディションといったものは昨日とそんなに大きな違いはなかったです。

Q:今週使うソフトコンパウンドのレッドタイヤは、これまでに使ったことがあるとか、どんな情報を持っている状況ですか?
琢磨:まったくわからないですね。タイヤコードは分かっていますけど、それがこのサーキットでどういう風にパフォーマンスをするかっていうのが分かっていない状況です。

Q:レッドの方が速いことは間違いないんですよね?
琢磨:もちろん、ラップタイムはレッドの方が出るとは思います。ただ、いつもブラックはコンスタントなラップタイムを刻めるものなのに、今回は最初にパッとタイムが出たら、あとはすごい勢いで落ちて来ちゃうので、その辺りレッドはどういう風なパフォーマンスを見せるのか。予選が始まって、走ってみて確認します。

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