第12戦ミドオハイオ決勝日。予選3番手グリッドを獲得したロータス/KVレーシングの佐藤琢磨は、アメリカ屈指のテクニカルコースでのレースに挑んだ。スタートで2位に浮上とトップ集団を争ったが、29周目にクラッシュしレースを終えた。

佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング・テクノロジー)
IZODインディカー・シリーズ第12戦 ミドオハイオ
決勝:リタイア

Q:アレックス・タグリアーニとトニー・カナーンがあのフルコースコーションでピットストップをしなかったので、ピットストップだけで6個、さらにプラス2個で8つものポジションダウンになりました。それでイラついたっていうことはありましたか?
琢磨:はい、かなりありましたね、それは。トラック上でポジションを取り戻さないといけないってことはわかっていました。そういう意味では、別に焦ってたわけではないんですけども、特にリスタート直後はチャンスですからね。バックストレッチをディクソンとサイド・バイ・サイドで駆け抜けられたので、ひとつずつポジションを上げて行こうって思ってた矢先でしたしね。それが、コースのイン側が想像以上に滑り易くなっていたんです。

Q:順位を上げたいと考えていたタイミングで、ちょうどディクソンが速くなかったって状況だったのですか?
琢磨:そうですね。ヘアピンの立ち上がりで彼がスライドしたので、こっちとしてはバックストレッチでうまく合わせて、彼のインに入れたんです。

Q:あの直前のピットストップ、装着したのはユーズドのソフト=レッドでしたね?
琢磨:そうでした。

Q:どういう状況で、レッドを選び、感触はどうだったんですか?
琢磨:いろんなストラテジーがあると思うんですが、ここまでの通常の戦略だとアカでスタートしてクロに移行するんですけど、ペースアップも含めて、今回はアカからアカというパターンで行ってみようかなということになったんです。それはもちろん、レースが始まってから、状況を見て、ピットとコミュニケーションを取って決めて行くことにしていました。クロかアカか、オプションは両方にあったんです。ハンドリングに関して言えば、結構自分自身は納得のいけている状況だったので、もう一度同じタイヤで、特にリスタートになるので、アカの方が威力を発揮すると思ったんです。それで最後のピットがグリーンストップになったら、クロでも問題はないかな? という戦略にしたんです。まぁ、それを十分に試すことはできませんでしたけど。

Q:結果は残念なものになりましたが、パワーとフランキッティというロードコースの二強と互角にやり合えましたよね?
琢磨:そうですね。そこは大きかったと思います。僅かに序盤に20ラップだけでしたけど、スタート直後のスピードの立ち上がり、最初の数周のラップタイムと攻防、燃費セーブが始まってからも離されずに走れていました。その上、かなり良い数値を燃費セーブでも実現できてましたから、凄く大きな自信に繋がるし、クルマのバランスも、スタビライザーなどを調整しながらね、ロードコースで初めて今回、好い感触というか、クルマのバランスも凄く満足がいってたのでね、本当にあのままスムーズにレースが進んでてくれたらいいなって、ずっと考えてました。そういう意味ではかなり楽しかったです。いろんな意味で、いろんなことが凄く勉強できた20周でした。コレまでのレースでは得られなかったことが得られたので、そこは凄くポジティブに捉えてますね。

Q:2種類あるタイヤのマネジメントなど、佐藤琢磨とKVレーシングは今回ワンステップ上がれたってところですね?
琢磨:そうですね。今回は学んだことは本当に大きかったと思います。ピットストップでのミス、再スタートでの僕のミス、これらはどちらも非常に悔しいんですけど、学んだことが大きかったので次に繋げたいです。

Q:次のソノマもテストを事前に行えるんですよね?
琢磨:はい。ラグナセカのイベントに明日移動して、そのままサンフランシスコ・エリアにいて、テストをします。

Q:走るのは1日ですか?
琢磨:はい、1日ですね。

Q:では、今回と同じように良い感触を持ってレースウイークエンドを迎えられそうですね?
琢磨:そうですね。今回のことを凄く良い形に繋げて、ソノマでもう一度トップグループを走りたいです。

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