カナダでの2連戦を終え、第12戦の舞台はミドオハイオ。初日のプラクティス1回目、25周を走行したロータス/KVレーシングの佐藤琢磨は、1分09秒1824のタイムで20番手となった。
佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング・テクノロジー)
IZODインディカー・シリーズ第12戦 ミドオハイオ
プラクティス1:1分09秒1824 20番手
オハイオ州第三の都市であるコロンバスの郊外にミドオハイオ・スポーツカーコースはある。アメリカ屈指のテクニカルサーキットだ。これまでの第11戦、佐藤琢磨が事前にテストを行えたコースは第3戦のアラバマだけだったが、ミドオハイオには先週テストに来ることができた。今週の琢磨にはおおいに期待ができそうだ。コースを知っていること、自らの走行データを所有していることで、マシンのポテンシャルを存分に引き出すことが可能となるからだ。プラクティス1回目の琢磨は20番手という順位だったが、それは予定していたプログラムをこなしていたためと表情に余裕があった。
Q:ミドオハイオ・スポーツカーコース、先週テストで走ってるんですよね?
琢磨:はい。今回は事前のテストができました。
Q:コースの印象はどんなものですか?
琢磨:自然の起伏を利用したコースなので、イギリスのオールトンパークとかを思い出しますね。ブラインドコーナーも多いですけど、走っていて楽しいですよ。マシンがキッチリ決まっていればね。決まらないとクルマが結構暴れます。丘を越えた時とかに良くない動きとかが出てきたりもするので、マシンのセッティングを万全にしておかないと、レースでは苦しむことになるでしょう。
Q:1回目のプラクティスは、どういう進め具合で、成果はどうだったんですか?
琢磨:前回のテストでやり残したことの続きをやっていたので、ちょっとポジション的にはあんまり良くないんですけど、でも、確認できたことが結構あったので、そういう意味ではポジティブに捉えてますね。
Q:今日のコンディションは?
琢磨:テストの時よりも今日は路面のグリップが低かったですね。
Q:マシンのフィーリングはどうでしたか?
琢磨:今のプラクティスでの僕らはハンドリングが良くなかったんだけど、原因はわかっています。それよりも明日に向けて良いデータが取れたことの方が重要ですね。
Q:20番手という順位もまったく気にしていない?
琢磨:全然気にしてないです。明日はいいタイムが出せるはずですから、頑張っていきます。
