2004年にスタートした、夢を持つ子供を応援する『夢のかけ橋プロジェクト』の2009年夏ツアーが東京で行われた。最終日の8月6日にはMEGA WEBで脇阪寿一を迎えてプリウスの同乗や、PETRONAS TOM'S SC430の説明を受けコクピットに座るなど、子供たちは楽しい1日を過ごした。

 夢のかけ橋プロジェクトは、アイルトン・セナの「生まれてくる、全ての子供たちにチャンスはある」というメッセージに共感しスタートした子供の夢を応援するプロジェクト。2004年以来、トークイベントや夏の体験ツアーなどを続けてきた。
 プロジェクトを通して自分の夢に向かって一歩を踏み出した子供、若者もすでにいて、今回の夏のツアーには3人のOBがボランティアとして参加。脇阪とともに同乗走行の手伝いなどを行っていた。3人は3年前の富士スピードウェイでの体験ツアー参加で、自分の夢を『モータースポーツ』にセット。ドライバーを目指して修業や、レーシングチームに就職しエンジニアの卵として活動するなどしている。

 今回の夏の体験ツアーは、東京の文化や芸術をにふれるツアーとして芸術鑑賞、テレビ局見学、カメラマン・モデル体験といったメニューで、鹿児島を中心とした小5〜高2と児童養護施設の生徒計21人が参加。最終日となる6日はクルマ文化の象徴であるモータースポーツの世界を体験した。
 子供たちは自動運転システム「e-com」を体験、MEGA WEB内の試乗路で脇阪、OBの運転するプリウスやエスティマに同乗。そして、05年富士スピードウェイのGTでの脇阪の走りを再現、ブレーキングやコーナリングの前後Gをバーチャル体験できるMEGAシアターでクルマの持つエキサイティングな面を楽しんだ。

 さらに、動体視力と反応をチェックするゲーム「ドライバーズワークアウト」で子供数名が脇阪と対戦。MEGA WEBでの最後のメニューはSC430の解説&コクピット体験。初めて座るスーパーGTマシンのコクピット内をしげしげと眺めたり、記念撮影をしていた。
 子供たちと1日接した脇阪は「みんな目がキラキラと輝いている。サーキットに来る子供たちと少しも変わらない。もしかすると、最初はクルマに興味のない子もいたかもしれないけど、同乗走行のときに急ブレーキをかけたりして普段できないことを経験させてあげると、その後のテンションが違ってきた。今後もこうしたイベントに協力してもっとクルマ好きの、モータースポーツ好きの子供を増やしていきたい」と語っている。
 2泊3日のツアーは、脇阪も加わっての海辺の公園でのバーベキュー、水上バス乗船で締め括り、お別れ会ののち、帰路へとついた。

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