ヒスパニア・レーシング(HRT)は、最終戦のアブダビGPにクリスチャン・クリエンを再び起用することを決めた。
チームは10日、アブダビGPのプレビューのなかで、クリエンとブルーノ・セナがレースドライバーを務めることを明らかにした。クリエンは、最初に起用されたシンガポールの予選でセナを上回ったことを評価されていたが、先のブラジルでもチームメイトをアウトクオリファイしている。
「アブダビでの2010年最後のレースを楽しみにしている」とクリエンはプレビューコメントのなかで述べている。「今シーズン、チームと共に戦う3回目の機会で、マシンやクルーにはさらに慣れている。クリーンな週末を過ごして、素晴らしい結果を残せるよう願っている」
「非常に長いストレートにテクニカルな低速区域が組み合わされ、ランオフエリアもとても狭い。このような近代的なサーキットを走るのは初めてだ。基本的には非常に異なるふたつのセクションがあるので、低速セクションのためのダウンフォースとメカニカルグリップ同様にロングストレートでの最高速が必要になる。また、午後5時のスタートなので視認性もレースをより難しくするだろう。ブラジルと同じようなペースだろうから、新規チームにはチャレンンジできると思うよ」
一方、ブラジルに続いて最終戦も欠場することになった左近は、残念ながら一足早く今シーズンを終えることになった。2010年は全7戦に出場、予選最高位は19位(ベルギーGP)、決勝最高位15位(韓国GP)という結果だった。なお、来季のシートについては明らかでない。
