セルジオ・ペレスとルイス・ハミルトンが、それぞれのチーム内において、これまでの支持を失いつつあるようだ。
ハミルトンは、2013年にメルセデスへ移籍することをすでに表明しており、ザウバーのペレスもハミルトンの後任としてトップチームのマクラーレンに加わることになっている。
そのペレスは、インドGP初日午前のフリー走行を“表向き”に風邪という理由で欠場、チームは彼の代わりとして来季のレギュラー昇格が噂されるリザーブドライバーのエステバン・グティエレスをグランプリデビューさせた。
しかしMotorsport.comによれば、ペレスはFP1をドライブするには十分な状態だったと、アルゼンチンのFOXテレビに語ったという。
「彼らがとても心配してくれたことをうれしく思うよ」と、ペレスは皮肉混じりにコメント。
「100パーセントではなかったが、もっと悪い状態でドライブしたこともあった。走れない理由はどこにもなかったし、準備は出来ていた」
ペレスは、グティエレスがフリー走行で「良い仕事をした」とコメントしているものの、一方では「マシンをドライブしかった。それで、セッションを失ったし、レースのためにマシンをセットアップすることが難しくなってしまった」と不満も述べている。
また、マクラーレンのハミルトンもすでにチームの上層部からは見放されているようだ。
金曜日、スポーツティングディレクターのサム・マイケルはハミルトンのマシンに2013年用の試験パーツをいくつか搭載していると公にレポーターに語っている。
しかし、金曜日の走行後に新しいパーツについて尋ねられたハミルトンは、眉にしわをよせてこう答えたという。
「いいや、僕らに新しいものは何もないよ」