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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.07.30 00:00
更新日: 2018.02.16 10:32

影山「52kgを積んでの4位は優勝に匹敵する結果」


HANKOOK KTR
TEAM RELEASE

2012年 SUPER GT シリーズ Rd4 菅生

予選コースレコード1位 決勝4位 確実にポイント獲得

 マレーシアの優勝でウェイトを52k積んで戦うことになる菅生、JAF GTチームとどのように対抗するかがポイントとなる一戦である気を引き締めて戦いに挑む。

予選 7月28日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:33℃ 路面温度:43℃ 観客動員数 9500人

 今年の夏を象徴するかのようにとても暑い中での予選が開始された。予選一回目は藤井選手がステアリングを握る、うだるような暑さの中コックピットに収まりタイムアタックを開始する。午前中のフリー走行で決めたセットを確認する形で走行したが、藤井選手はいとも簡単に2番手のタイムを出して影山選手にバトンを渡す。さすが藤井選手であるいい仕事をする。

 スーパーラップでは影山選手がタイムアタックを行う。マレーシアと変わらない気温・路面温度である、滑りやすいコースになっているのにも関わらず影山選手はマシンをコントロールしてあっさりとコースレコードを更新してポールポジションを獲得した。ウエイトを積んでいてもマシンの仕上がりも良くタイヤもマッチしていた。

 明日も暑い日になるであろう、それでもタイヤは万全、ドライバーも体調管理を行い、チームスタッフも最終確認を行い決勝に挑む。

決勝 7月29日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温31℃路面温度:42度 観客動員数 27500人

 スターティンググリッドで突然の雨が降り出しまさかウェットになるのかと思われたが、通り雨ですぐに止みコンディションはドライのままである。

 スタートは影山選手が務める、シグナルが変わりまずは500クラスがスタートするが直後1コーナーでアクシデント発生、続いて300クラスがスタートし1コーナーを綺麗に影山選手はトップのまま入り好調のスタートをきる。菅生サーキットコースのパスする箇所が少ない特性を生かし2番手の#88マネパランボルギーニを抑えてトップを走り続ける。コース距離が短いので周回数が多いこのレース、どのタイミングでPIT INするかを作戦をたてたチームは38LapにPIT INする、時を同じく2番手争いをしていた#88は37LapでPIT INしていた。燃料を給油し素早いタイヤ交換をして、同時にPIT INしていた#911 ENDLESS TAISAN 911より速くコースに戻すが、無情にも菅生の難関ピットロードを出て行く間に#88マネパランボルギーニに先行されてしまった。アウトラップの為、追い付くのも至難の業であるが藤井選手は必死に走り差を縮める。

 ここからは全車両がPIT INするまでポジションが確定出来ないが、JAF GT勢車両は燃費が良い特性を生かし早めのPIT INをすませている中で藤井選手我慢の走りが続く。ポジション5番手である表彰台を目指しての走りが続く気力を持ち続ける自分との戦いでもある藤井選手は健闘して4位フィニッシュをする。

 シリーズチャンピオンを目指しての折り返し地点である大事なレースを高ポイント獲得してのフィニッシュは意義有るものである。現在トップ4チームは混戦模様である、いかに確実にポイントを獲りチャンスを活かすか取りこぼしは出来ない。

 次回鈴鹿もどのようにレースを行うか、これからファクトリーに戻りマシン調整を行い作戦をたてる。皆様、暑さに負けない熱いご声援を次回鈴鹿もよろしくお願い致します。

鈴木恵一
とんでもない暑さでたまらなかったよ。みんなよくやってくれたよ。正美も藤井もがんばってくれた。レースは2回PITInかなと思ったけどタイムを落としてタイヤを労りながら正美は走ってくれたけど抜かれずにバトン出来て良かった。藤井も40Lap走るのにタイヤを労りながらの走行だからプッシュもできずに我慢のレースをしてくれたよ。無理して2回PIT Inだとチャンスが無いからね。 俺たちは精いっぱいやったよ、だからこそ結果でシリーズランク4位だからね。これからのレースとくに鈴鹿は暑さとの戦いだと思うけどいけると思うね。今年は本当に面白いレースが出来るね、ようやく戦いができるね。皆様引き続くご声援よろしくお願いします。

影山正美
セパンの優勝により、52kgのウエイトを積みながらも、事前に行ったテストの成果が発揮でき、スーパーラップでは各車のタイム差が僅差の厳しい状態の中でポールポジションを獲得することができました。決勝では、マネージメントが非常に難しく厳しかった中、52kgを積んでの4位は、優勝に匹敵する結果だったと思います。前半戦でランキング4位まで上がったので、後半戦も攻めの姿勢で更なる上位を目指し、シリーズを見据えたレースをしていきます。今回も応援ありがとうございました。引き続き、応援宜しくお願いします。

藤井誠暢
セパン戦での優勝により計52kgのハンディウエイトを搭載しながら4位入賞にできた事は、今後のシリーズ争いを考えると意味のある結果だと思っています。Hankookタイヤさんがグリップ力の高いタイヤを用意してくださったこと、また、ポルシェの特徴ともいえる高トラクションを活かせたことが、この結果に大きなアシストをしてくれた事は言うまでもありません。チームもトラブルの心配の無い完璧なマシンを用意してくれましたし、戦略面等を含め、全てが完璧な週末だったと思います。今回の結果によりシリーズランキングも接戦となり、今後のレースがとても楽しみになってきました。今回で前半戦が終了し、いよいよ後半戦へ突入します。今後もHANKOOK KTRのチーム力の高さを活かして、再び表彰台を目指して頑張っていきます。引き続き沢山のご声援を宜しくお願いいたします。


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