インディアナポリス・モータースピードウェイは17日、1960年代から90年代にかけてインディ500をはじめUSACインディカー/チャンプカー、NASCAR等で活躍したゲイリー・ベッテンハウゼンが亡くなったと明らかにした。72歳だった。

 1940年代のインディ500を戦ったトニー・ベッテンハウゼンを父にもち、弟トニー・ベッテンハウゼンJrもチーム代表やドライバーを務めるなど、アメリカのレーシングファミリーの一員として生まれたゲイリーは、ミジェットカーからキャリアをはじめ、インディ500には1968年に初出場を果たした。

 以降、アメリカのオープンホイールで活躍を続けたベッテンハウゼンは、21回出場したインディ500では勝利を飾ることができなかったものの、USACチャンプカーでは4勝。1996年のミシガンでのUS500まで長きにわたるレース活動を行っていた。

「ゲイリー・ベッテンハウゼンは多くの種類のマシンをさまざまなコースでドライブし、多くの成功を収めてきた。彼のファミリーのインディ500への情熱を体現するようなスタイルで、あらゆるファンに記憶されていた」と語るのは、インディアナポリス・モータースピードウェイ代表のジェイ・ダグ・ボウルズ。

「我々の思いと祈りはゲイリーの妻、そして彼の家族と友人にある」

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