シーズン中のテストで規則違反を犯したメルセデスに極めて軽い処罰しかなされなかったことに不満を持ったレッドブル・レーシングは、メルセデスにならい、自身もプライベートテストを行うとの警告を行っていると報じられている。

 メルセデスは5月にタイヤテストを行い、その際に現行マシンを走らせるというレギュレーション違反を犯した。これが発覚し、FIA国際法廷に裁定が委ねられたが、メルセデスは規則違反を犯し不公平なアドバンテージを得たものの不正の意志はなかったと判断され、処罰は戒告および7月の若手ドライバーテストへの参加禁止にとどめられた。

 判決の直後、フェラーリは「ホース・ウィスパラー」が執筆するフェラーリの不定期掲載コラムにおいてこの裁定を強く批判した。
「罪を犯した者が“不公平な競技上のアドバンテージ”を得たにもかかわらず、実質的に処罰を免れるのを目撃し、控えめに言ってもやや当惑させられている」
「カタルニアサーキットで3日間にわたって自分自身のテストをすることと、シルバーストンで他の9チームと共に若手ドライバーを走らせてテストをすることが同じであるわけがない」

 レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、判決が出る以前に、戒告、若手テスト不参加、罰金といったペナルティは十分なものではないとの考えを示していた。

 The Times紙の報道としてSky Sportsが伝えたところによると、レッドブルは7月の若手ドライバーテストをボイコットし、代わりに自身のプライベートテストを行うことを考えているということだ。この動きにフェラーリも同調するかもしれないという。

 レッドブルとフェラーリは、金曜に判決が出た後、F1商業面のボス、バーニー・エクレストンに対して抗議を行い、メルセデスと同様のペナルティ、「戒告」を受けるリスクを冒し、3日間のプライベートテストを行ってアドバンテージを得ると伝えたと、The Times紙が報じている。
 しかし同紙は、フェラーリに関しては実際にプライベートテストを行うことはないだろうと推測している。

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