2010年F1ドライバーズタイトルをつかみかけていながら失ったフェラーリは、フェルナンド・アロンソのレース戦略においてミスを犯した責任者をくびにするのではないかとの推測がなされている。
「何かが変わるだろう。誰かの首が飛ぶのは確かだ」というイタリアのLa Gazzetta dello Sportの記事をMotorsport.comが引用している。
同紙は特定の人物の名前を出してはいないが、スペインの情報筋は、マーク・ウエーバーをカバーするという戦略を選んだのはチーフトラックエンジニアのクリス・ダイヤーだと主張している。この戦略によってアロンソはレースの大部分をトラフィックの中で走ることになり、順位を上げられずにタイトルを逃した。
一方チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリもアロンソも、誰か特定の人物を責めても意味はないと述べている。
「あれはミスだった」とドメニカリが述べたとautosport.comが伝えている。
「後になってみれば、ミスだったことはきわめて明白だ。だが今はっきりさせたいのは、誰があの決断をしたか、なぜそうしたのかを明らかにするのはいいことではないということだ。あれはチームの決断だ。いいときも悪いときもチームはひとつでなければならない」
「誰が過ちを犯したのかを探っても意味はない」とアロンソ。
「19戦を戦った後に4ポイント差でタイトルを取り逃がしたが、タイトルは最後だけで失ったのではない。1年の間にいろいろなことがあって失ったのだ」