新たなエンジン規定が導入される2014年はF1にとって大きな変革の年になると言われている。このタイミングで新たにF1に参入するのではないかと噂されているのが、日本をはじめとする複数のマニュファクチャラーだ。オートスポーツ誌が日独メーカーの参入の可能性について、最新号で興味深い記事を掲載している。

 現在のF1は、自然吸気の2.4リッターV8エンジン規定が採用されているが、14年からは1.6リッターV6ターボエンジンへの変更がすでに決定しており、F1界にはかつてない大きな変革が待ち構えている。今年3連覇を達成したレッドブルのエイドリアン・ニューエイも、2014年はエンジンパフォーマンスがチーム力を左右するのではないかと予想しており、「エンジンマニュラクチャラーの選手権になる可能性がある」と以前語っている。

 HRTを除く現行の11チームにエンジンを供給しているのは、ルノー(レッドブル、ロータス、ウイリアムズ、ケータハム)、フェラーリ(フェラーリ、ザウバー、トロロッソ)、メルセデス(メルセデス、マクラーレン、フォース・インディア)とコスワース(マルシャ)だが、非自動車メーカーのコスワースについては新エンジンの開発予算がネックとなり、撤退を余儀なくされるとの見方がある。

 そうした状況について、現在発売中のオートスポーツ最新号(No.1347)では、2014年に日本の自動車メーカーを含む複数のマニュファクチャラーが新たにF1に参入する可能性とその実情を詳しく明かしている。同誌は、新しいV6ターボエンジンに必要とされるテクノロジーが市販車にも応用しやすい点、そしてマクラーレンなどのプライベートチームがタイトルコンテンダーとしてワークス契約の獲得に励んでいることなどを参入に向かう理由として挙げているのだ。

 しかし、それぞれの内情は大きく異なっているとされており、今年に入ってマクラーレンとの提携が噂にあがった日本の自動車メーカー、ホンダは技術的にも早い段階での復帰が可能な状態であると紹介。マクラーレンとのパートナーシップ復活についても語られているが、ホンダと並び参入が噂されるドイツのポルシェとアウディついては、参入を望むレース部門やマーケティング部門の動きに対し、それに立ち塞がる障害の存在が記されている。

 ホンダの動向が気になる我々日本のファンとしても、2014年に向けて彼らを取り巻く状況を今一度理解しておく必要があるかもしれない。

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