30日、スペインのヘレス・サーキットで行われたF1合同テスト3日目は、マクラーレンのルーキー、ケビン・マグヌッセンが総合トップタイムをマークした。

 この日もメルセデスユーザーの好調ぶりが目立った一方で、レッドブル・ルノーのトラブルは深刻なレベルにまで達しつつある。テストは4日間の後半に移り、いくつかのチームがドライバーを変更。フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ、ニコ・ヒュルケンベルグらが今季初走行に臨んだ。

 2日目以降、好調な走りを続けるマクラーレンは、午前中にジェンソン・バトンがトップにつけると、夕方を前にMP4-29を引き継いだルーキーのマグヌッセンが3日間のトータルベストとなる1分23秒276をマーク。周回数もふたり合わせて92周を稼いだ。

 2番手につけたのは、ウイリアムズでのデビューとなったマッサ。47周を走り込んだマッサは、メルセデスパワーのFW36で本家のルイス・ハミルトンをコンマ2秒上回った。4番手にはバトンがつけ、これでメルセデスユーザーがトップ4を占めるかっこうだ。

 キミ・ライコネンからF14 Tを引き継いだフェラーリのフェルナンド・アロンソはバトン同様、午前中のタイムがこの日のベスト。彼は、赤旗の原因も作っているが、終わってみれば62周のハミルトンに次ぐ58周と距離を稼いだ。

 6番手は1分26秒台のフォース・インディア、ヒュルケンベルグとなり、続いて29秒台のトロロッソ、ジャン-エリック・ベルニュ、クラッシュを喫したザウバーのエイドリアン・スーティルの順となっている。

 ケータハムはリザーブドライバーのロビン・フラインスが10周を走ったがタイム計測はなし。ようやく新車のデビューにこぎ着けたマルシャは、マックス・チルトンが5周を記録するとチームに安堵の色が浮かんだ。

 一方、わずか3周に終わったレッドブルは、ダニエル・リカルドがコース上でストップ。チームは前日のトラブルと同じような症状が見られたと説明したが、3日間の周回数は14周でまともなタイム計測にも達していない。チームを預かるクリスチャン・ホーナーとエイドリアン・ニューエイのふたりはメディアのインタビューを受けることなく、セッション終了を待たずにサーキットを後にしている。

■タイム結果:F1ヘレステスト3日目 総合タイム結果
 

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