今季から新しい車両規定とともにBMWが加わり、新たな船出を迎えたDTMドイツツーリグカー選手権の開幕戦ホッケンハイムは29日決勝レースが行われ、ゲイリー・パフェット(メルセデスベンツ)が優勝を飾った。
これまでも参戦していたメルセデスベンツ、アウディもともにニューマシンを投入、BMWがM3 DTMで参戦し、全車が新車で臨んだ開幕戦ホッケンハイム。7万1千人に及ぶ大観衆が見守る中、決勝レースのスタートが切られた。
迎えたスタートでは、3番手スタートのディルク・ベルナー(BMW)、5番手スタートのマイク・ロッケンフェラー(アウディ)が遅れる中、6番手スタートのパフェットが好スタート。1周目でエドアルド・モルタラ(アウディ)もかわし、3番手に躍り出る。
一方、ポールスタートのマティアス・エクストローム(アウディ)は序盤のターン2でオーバーラン。これで首位にはジェイミー・グリーン(メルセデス)が躍り出ることになり、グリーン、パフェットとメルセデス勢がワンツーを形成する。
しかし、1回目のピットストップでパフェットはグリーンの1周後にピットに向かうと、グリーンと競り合いこれを逆転。その後のレースでもグリーンを振り切り、新生DTM最初のウイナーとなった。
3位にはポールスタートのエクストロームが入り、予選15番手から追い上げたクリスチャン・ビエトリス(メルセデスベンツ)が4位に。5位はロッケンフェラーとなった。
この開幕戦が復帰戦となるBMW勢は、予選7番手からスタートしたアンディ・プリオールが6位に入ることとなった。