スーパーGT第2戦富士の決勝レースでGT300クラス優勝を飾った、Panasonic apr PRIUS GTの新田守男、嵯峨宏紀がレースについて語った。

GT300クラス優勝:Panasonic apr PRIUS GT
新田守男
「今回は正直言って、優勝は難しいと思っていました。CR-Zのペースがかなり良くて、『去年同様2位なのかな』という思いもありました。ただ、最後まで諦めないで走ろうと気持ちを切り替え、チャンスがあったら賭けようと考えて走っていました。今回は『ハイブリッド対決』に注目が集まりましたが、僕たちの方が少し早くハイブリッドを導入して、勝てそうでなかなか勝てないという状況が続いていたので、なんとかハイブリッドで最初に優勝したいと思っていました。今回は本当にミラクルなんだと思いますが、この幸運を拾えたということがすごくうれしいです。プリウスを応援してくれる多くの人と開発に関わってくれた方々に優勝をプレゼントできたこともうれしいですね」

嵯峨宏紀
「この週末は流れが良くはなかったのですが、終わってみたら優勝という、この結果は奇跡に近いものなのではないかと思います。3年ほど前からaprに在籍させてもらうことになって、去年から新田選手とコンビを組むことになりました。かつては高木真一選手という偉大なセカンドドライバーがいた中で、チームや新田選手にとってのベストになるべく、続けてきました。今回優勝したことで、少しは役に立つことができたのかなという思いもありますし、トヨタのハイブリッドチームの皆さんもすごく頑張ってくれていましたので、感謝の気持ちでいっぱいです。今回、優勝することができましたので、今後は信頼性を上げ、シーズンを通して戦っていけるようにしていきたいと思っています」

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