ジーン・ハースが率いるアメリカ国籍の新規参入チーム、ハースは2月21日に初マシン「VF-16」の画像を公開した。

 F1にとって、ハースは2010年のロータス、ヴァージン、ヒスパニア(いずれも参戦開始時点のチーム名)以来の完全なニューカマーだ。

 ハースは2015年シーズンからのエントリーを認められていたが、万全な準備を整えるためにデビューを1年遅らせることを選んだ。ジーン・ハースは、この選択により結果的には「時間が余った」ことを示唆した。

「実際に必要とした時間よりも、たぶん3カ月くらいは余裕があったと思う」と、ハースは英国オートスポーツに語っている。

「そのおかげで外部に発注するものをじっくり吟味できた。たとえばマシンやパーツのトランスポーターなどは、注文から完成までに1年近くかかる。時間的な余裕によって普通は期待できない恩恵があったことは確かだ」

「F1への参入を考えるとき、多くの人はすでにあらゆるインフラが整った既存のチームを買おうとする。我々にはそういったものが何もなかった。つまり、すべてを白紙の状態から始めたわけで、過去の新興チームの多くが成功できなかった理由もそこにあったのだと思う。彼らは、わずか6カ月の準備期間でF1に参戦した。これは自分の経験から言っても、まったく理不尽な話だ」

「ここまでのプロセスを振り返ってみると、もし昨シーズンから出場しようとしていたら、やはり十分な準備はできなかったと思う」

 まさに「満を持して」デビューを迎えたハース。まずは最初の合同テストでのパフォーマンスに期待したい。

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