2012年F1第15戦日本グランプリGPの公式予選Q1は、ロータスのロメイン・グロージャンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は2番手タイムでQ2に進んだ。
注目の予選。ファーストセッションのQ1は全24台がタイムアタックを行い、上位17台がセカンドラウンドのQ2に進む。セッションは20分。鈴鹿の天候は晴れで路面はドライ。気温26度、路面温度36度というコンディションでスタートした。
予選を前にメルセデスのミハエル・シューマッハーは前戦シンガポールのペナルティで10グリッド降格が決定済み。マクラーレンのジェンソン・バトンもギヤボックス交換のために5グリッド降格することがすでに決まっている。
セッションでは上位勢も開始序盤からタイムアタックに移っていくが、多くのマシンが最終シケインで前車との間隔を開けるために何台かがアタックを阻まれる場面が何度か見られ、可夢偉ら数台も影響を受けた。
そんななか、Q1トップタイムをマークしたのはソフトタイヤを履いたグロージャン。2、3番手にはザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスがつけた。キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソと続きハードタイヤのセバスチャン・ベッテルが6番手につけた。
シューマッハーはチェッカー目前にハードタイヤでアタック、すでにスローダウンしたマシンをかき分けながらのアタックとなったが、なんとか16番手に飛び込みQ1敗退は免れた。
なお、FP3でクラッシュを喫したフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグはセッション残り6分でようやくコースインし、無事にQ2へ進出。Q1敗退を喫したのは、ウイリアムズのブルーノ・セナとケータハム、HRT、マルシャの7台となっている。