オーストリアの旧A1リンクが先週土曜日にレッドブルリンクとしてリニューアルオープンし、ヒストリックF1カーによるデモレースなど2日間に渡って様々なイベントが行われた。
古くはエステルライヒリンクと呼ばれていたこのサーキットは、1997年の改修を機にA1リンクとしても親しまれ、2003年まではF1オーストリアGP(1988〜1996年は未開催)も開催。2002年には、この年F1にデビューした佐藤琢磨(ジョーダン・ホンダ)がニック・ハイドフェルド(ザウバー)と大クラッシュするなど、ファンの記憶に残るレースが繰り広げられてきた。
しかし、2003年以後はF1開催がなくなり、翌年にレッドブルが買収。その後、地元環境団体の反対などでリニューアル計画が頓挫するなどしたが、このほどようやく正式オープンにこぎ着け、今年からはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)も開催されることになっている。
週末のオープニングイベントでは、ヒストリックF1カーによるデモレース「レジェンズGP」にレッドブル・レーシングからセバスチャン・ベッテル、マーク・ウエーバー、クリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューエイが出場。オーストリア出身のニキ・ラウダやゲルハルト・ベルガーらと共に懐かしいエンジン音を響かせていた。
