FIAの公式サイトに掲載されたエントリーリストにBMWザウバーが含まれていないことから、様々な憶測が生じているが、ふたつの新規チームの今後が不透明であることが影響しているようだ。
昨年12月3日、FIAは、BMWザウバーの2010年F1選手権へのエントリーを承認したことを発表した。しかし最近更新されたFIA公式サイトの2010年F1シーズンガイドにおいて、エントリーリストには、小林可夢偉とペドロ・デ・ラ・ロサを擁するBMWザウバーが含まれておらず、12チームのままになっている。
これに関し、F1ライターのジョー・サワード氏は自身のブログにおいて、FIAに確認してみたところ、今週にもエントリーリストの最終バージョンを発表する予定であり、そこにはBMWザウバーは含まれるとの返答を得たと記している。BMWザウバーのエントリーが認められて以降、FIAはエントリーリストの修正版を正式に発表してはいないというだけの理由であると見られる。
エントリーリストの発表が遅れているのは、一部の新規チームの今後がまだ確定していないせいだといわれている。現在、カンポス・メタ1とUSF1が合併し、後者のドライバー、ホセ-マリア・ロペスがブルーノ・セナのチームメイトになるかもしれないという動きも出てきている。これによって空いた枠に、ゾラン・ステファノビッチのステファンGPが入り、中嶋一貴とジャック・ビルヌーブがエントリーされる可能性もある。これらの動きによって、カーナンバーはすでに発表されたものから変更されることになるかもしれない。