フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、今季チャンピオンシップでの敗北を受け、組織や作業方法を深く分析し、来季は初めから速いマシンを用意することをチームに求めると述べた。
フェルナンド・アロンソは最終戦までタイトルを争ったものの、3ポイント差でセバスチャン・ベッテルに敗れた。
「タイトルを取り逃がしたことには、もちろん深い悲しみと大きな悔しさを感じる。我々は常に勝つことを望んでおり、あと一歩のところまで来ていたのだ」とディ・モンテゼモロは述べている。
「今年起きたことは去年起こったことの結果だ。この問題については深く分析し、組織や作業方法を改善することを求める。来年は開幕戦から勝てるマシンを用意したい。過去2年はそれができなかった」
ディ・モンテゼモロはチームを誇りに思うと述べるとともに、来年こそはタイトルを取れるクルマを作るようチームに求めた。
「私はチームの仕事を誇りに思っている。彼らは最も信頼性あるクルマを作り、一度も戦略を間違えず、ピットストップでも全くミスが出なかった。最初から最後までチームは自分たちの仕事を成し遂げた。我々は最後の5戦で最も多くのポイントを獲得したチームであり、昨日ふたりのドライバーが表彰台に上ったのが見られて私は嬉しかった。しかし我々には、グリッド最前列を獲得できるようなマシンが欠けていた。シーズン通して苦しんでいた一番の問題はそれだった」
「チームは私が頼んだ仕事を成し遂げるために働いている。すなわちそれは、最初から速く、競争力のあるクルマを作ることだ。フェルナンドは彼らしく反応し、これまで以上にプッシュしていくだろう。彼はコンペティティブなクルマに乗れば自分にかなうものはいないということを承知している」