昨年末のスバルWRC撤退後、日本のファンにとって気になるのはやはりペター・ソルベルグの存在。型落ちのマシンで今季のWRCで大活躍をみせるペターだが、そんな彼の近況をオートスポーツweb読者のライターがポルトガルまで出かけ、レポートしてくれた。

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WRCラリー・ポルドガル デイ1 & デイ2
「This is my life!」ペター・ソルベルグ 訪問記


 昨年12月の悪夢のようなスバルのWRC活動終了後、わずかの時間で設立されたペター・ソルベルグ・ワールドラリーチーム。私は、昨年のラリージャパンの後、彼と「じゃあ、また来年」と話して別れただけに、どうしてもペターに会って話がしたいと思っていました。

 そして、ポルトガルを訪れました。

 彼のマシンは4年落ちのシトロエン。最新のシトロエンC4やフォード・フォーカスに比べると、エンジンパワーもシャシー性能でも不利のはず。しかし、ペターは、驚くようなパフォーマンスを見せている。そして、これまでと変わらない彼の弾けるような笑顔は、ポルトガルのラリーファンからも熱烈な支持を得ている。アルガルブスタジアムでのスーパースペシャルでは、得意の箱乗りで満場の観客を沸かせ、私もなんだか胸が熱くなった。

 彼のマシンのトランクフードには、「This is my life! 」のメッセージが描かれている。いかにもペターらしい。

 デイ1を終えた彼は、「午前のループは路面がソフトでリズムに乗りにくかったが、午後は良いリズムが作れた。古いクルマなので、トップグループのマシンをまかすことはとても難しいと思うが、可能性がある限りプッシュして行きたい」とかつてのようなスーパー前向きなコメントを語っていた。
デイ2の午前が終わった時点で、ペターは総合4位。彼の前にはローブ、ヒルボネン、そしてソルドしかいない。

 溜飲を下げたキプロスのように、ポディウムを目指してこの後もファイトフルな走りを見せてほしい。

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 今もスバル時代と同様、最高の笑顔でWRCファンを湧かせてくれるペター。ポルトガルでは4位で惜しくも表彰台に届かなかったが、これからもワークスチームを相手に笑顔をみせる戦いをみせてほしいところだ。

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