GP3の次戦ドイツラウンドを欠場することになった桜井孝太郎だが、翌週のハンガリーには参戦できるとの意向を示した。
6月のバレンシアでもスポンサーの問題で欠場している桜井は、今回もその時と同様の理由でホッケンハイムでのレースを断念することになったと明かした。
「スポンサーとチームとの話し合いが解決せずバレンシアのテストとレース同様に欠場する事となりました。応援してくれているファンの皆さんや支えてくれている多くの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、桜井は自身のブログで語っている。
彼が所属するステータスGPは、声明の中で桜井が以前もスポンサーの問題を抱えていたと記しており、今回もそれがシート喪失の要因になったと示唆。桜井のシートには、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズからの降格となるルイス・ウィリアムソンが収まることが決まっている。
再び困難に直面した桜井だが、彼はそれでも諦めていないと語っており、ドイツの翌週にスケジュールされているハンガリーラウンドには参戦する意向を明らかにした。
「僕は諦めていません。F1ドライバーになったらこんな事は、日常茶飯事ですから、GP3でアタフタしたって仕方がないですよネ? 」
「もう、気持ちはハンガリーの予選で最高の走りをして結果を出す事だけしか考えていません」
「逆に言えば誰よりも先にハンガリーへの準備に取りかかれるのですから、そこのアドバンテージをフルに使う事の方を考えます」
現状の若手日本人ドライバーでは、最もF1に近いポジションに位置している桜井だけに、ハンガリーでの正式な復帰を心待ちにしたい。