メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、チームは今季タイヤに苦労しているが、本社の上層部はチームを信頼してくれていると語った。
メルセデスはここまで3戦連続でポールポジションを獲得、スペインGPではフロントロウを独占した。しかし決勝ではタイヤをうまく使うことができずに苦戦し、ニコ・ロズベルグもルイス・ハミルトンも思うような結果を残せていない。スペインではロズベルグは6位、ハミルトンは12位に終わった。
ドライバーたちもチームも予選ではこれほど速いにもかかわらずなぜ決勝で遅いのか、今のところ理由が分かっていないと述べている。
ウォルフは本社の上層部はF1の難しさを理解しており、彼らから大きなプレッシャーをかけられてはいないと語った。スペインGPのサーキットにはダイムラー社のCEO、ディーター・ツェッチェが姿を見せていた。
「今週末はCEOがここに来ていた。彼らは技術者であり、今の状況を理解している」とウォルフ。
「彼らがレースの現場に来てくれることによって、チームは大きなモチベーションを感じる。さらに、彼らに問題が非常に複雑であることを理解してもらえるという意味でもいいことだ」
「テレビで見ていると、もっとうまくできるはずだと思う。遠くにいると簡単に思えるのだ」
「(上層部は)この問題に対して積極的なアプローチがとられることを確認したがっている。我々はそれに対応している」