昨年までスクーデリア・フェラーリで、ビークル&タイヤインタラクション・デベロップメントとして活躍した浜島裕英。その浜島さんのコラムがF1速報サイトで連載中です。題して、「浜島裕英のグランプリ人事査定」。今回、F1速報サイトでしか読めない第13回コラムの一部をお届けします。

第十三回査定「唯我独尊」
 イタリアGP。レースの方は、燃焼系を大幅に改善した新エンジンを搭載したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がブッチギリで優勝、2位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)と言う結果でした。ハミルトンを追撃しなくてはならないニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、FP3でこの新エンジンにトラブルが発生し、5レース(も!)使用した旧型エンジンで予選と決勝を戦うことになりました。
 2位ベッテルをレース終盤追い上げたものの、あと3周というところでエンジンの息が絶え、今季初のリタイアとなってしまいました。チャンピオンシップを考えると、ロズベルグは非常に厳しい状況に追い込まれたことになったわけですが、彼の今後の奮闘に期待したいものです。

 さて、前回ベルギーGPで起きたタイヤのトラブルに関しての解析結果が、ピレリから発表されました。解析の結果は、“構造上の問題は全くなく、トラック上のデブリ(破片など)と入力の厳しいサーキットで長時間使用されたタイヤの例外的な複合効果によって、トラブルが生じた”という結論でした。ベルギーGP直後のピレリの発表では“偏摩耗”だと言っていたのが上記のように変わったのは、調査で30%のトレッドゲージが残っていたのが分かったからなのでしょう。やはりよく調べてから、問題の原因を結論付けるべきですね。

メルセデス:タイヤの内圧問題
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