スペインGPで新たなシャシーを導入する予定のヴァージン・レーシングだが、アイスランドの火山噴火の影響で新車を1台しか用意できないかもしれない。
F1各チームの貨物は中国で足止めをくっている。次戦スペインでは多くのチームが大きなアップデートを行う予定であり、それぞれが影響を受けるものと見られるが、最も大きな被害を受けそうなのは、ヴァージン・レーシングだ。ヴァージンは燃料タンクの容量が少し小さすぎ、ある状況においてはレースを走り切るだけの燃料を積めない可能性があることが発覚、より大きなタンクを搭載するマシンをスペインから投入する予定であることがすでに発表されている。
作業はドニントンにあるヴァージンのファクトリーで進められているが、まだ1台しか新マシンが出来上がっておらず、中国に持ち込んだ3台のマシンの到着を待って改良しようとしていると報じられている。しかしこれらのマシンの到着が遅れれば、ルーカス・ディ・グラッシかティモ・グロックのどちらかがスペインでも旧マシンで走らざるをえず、それはディ・グラッシになるだろうという見方がなされている。