F1ドイツGPのフリー走行3回目が始まる2時間30分前に、ウイリアムズのガレージで小さな火災が起きていたことが分かった。
現地からの情報によれば、この火災はパストール・マルドナドのマシンに搭載されていたKERSのバッテリーから煙が発生したという。しかし、すぐにチームクルーとマーシャルが駆けつけ、素早い消火作業によって大きな火災にはつながらなかった。マシンはフロアに若干のダメージを受けたとされている。
「今朝8時30分、ウイリアムズF1チームは、パストール・マルドナド車のKERSの故障に見舞われた」とウイリアムズの声明には記されている。
「マシンはその時ガレージ内にあった。それによって発生した煙は、迅速かつ効率よくチームとサーキットマーシャルによって消し止められた。負傷者は出ていない」
「チームは現在、故障の原因を調査しており、パストールのマシンへの更なる被害についても調べている」
「問題があれば、更に詳細情報を公開する」
ウイリアムズは、昨年マルドナドが初優勝を飾ったスペインGPの決勝直後にガレージで大きな火災を起こしている。彼らは、今回のドイツGPがグランプリ参戦600戦目となる。