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投稿日: 2013.06.02 00:00
更新日: 2018.02.23 14:17

琢磨「明日のためのデータを集めることはできた」


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June 01 2013, RACE
Chevrolet Indy Dual in Detroit

マイク・コンウェイが圧倒的な走りで今季初優勝を飾る
Honda インディV6ターボは昨年に続いてデトロイト2連勝
佐藤琢磨は19位フィニッシュ

2013年6月1日(土)・決勝
会場:ベル・アイル・レースウェイ
天候:曇りときどき晴れ
気温:26~27℃

 アメリカの自動車産業の首都デトロイトで行われるインディカー・レースは、今年はダブルヘッダー開催となり、土曜日に最初の決勝レースが開催されました。ダウンタウンのすぐ北にあるベル・アイルに設けられたストリートコースで行われた70周のレースでは、マイク・コンウェイ(Dale Coyne Racing)が2位に12秒もの大差をつけて、圧勝でキャリア2勝目を飾りました。チームメートのジャスティン・ウィルソンも3位でゴールし、Dale Coyne Racingはドライバー2人がそろって表彰台に上がりました。ウィルソンは今年2度目のトップ3フィニッシュとなりました。

 Honda インディV6ターボは今シーズン2勝目を挙げ、Hondaは昨年に続いてデトロイトで2連勝を達成しました。今日のHondaチームのパフォーマンスはすばらしく、7人ものドライバーたちがトップ10フィニッシュを果たしました。

 全長が2.35マイルへと伸ばされたコースでは、ハードなブレーキングが必要なターン3で多くのオーバーテイクが見られ、ストリートレースでありながら順位変動の多いエキサイティングな戦いが展開されました。予選トップだったダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)がエンジン交換のペナルティーによりグリッド降格となったため、2番グリッドからスタートしたコンウェイは、トップを走るライバルにプレッシャーを与え続け、コース上のバトルでトップの座を奪うと、徐々にリードを広げていき、最後はタイヤをいたわってスローダウンする余裕すらみせました。コンウェイはライバル勢を圧倒する完ぺきな勝利を達成したのです。

 ウィルソンはレース終盤のすさまじいバトルを制して3位を勝ち取りました。最後のピットストップでタイヤ交換作業のミスがあったウィルソンは、2位フィニッシュのチャンスを失っただけでなく、ゴールまで10周となったところで背後にスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が迫るという厳しい状況に置かれました。ディクソンの後方にはさらに2人の強豪が続いており、小さなミス一つで大きく順位を下げる危機にさらされたのです。しかし、ウィルソンはディクソンの攻撃を封じ込め、表彰台の最後の一角を手に入れました。

 佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選8番手でしたが、フランキッティのグリッド降格の影響で7番手から決勝をスタート。レース序盤に2つポジションをアップして順調に戦っていましたが、1回目のピットストップに入るタイミングを1周遅らせたのが裏目に出て、燃料切れでコース上にストップしました。オフィシャルにリードされてピットに戻ることはできましたが、そのときにはすでにトップに3周もの差をつけられていました。それでも、少しでも多くのシリーズポイント獲得することと、明日の日曜日に行われる決勝2日目に向けたデータ収集のため、佐藤は走行を続け、19位でゴールしました。


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