April 30 2011, QUALIFYING
IZOD IndyCar Series Sao Paulo Indy 300

2011年4月30日(土)
予選
会場:サンパウロ特設コース
天候:晴れ
気温:28℃

ウィル・パワーが開幕4戦連続ポールポジション獲得
佐藤琢磨は今シーズンの自己ベストとなる予選10番手

 ブラジル、サンパウロでのレースは2年目を迎える。ダウンタウン北部の公園とその周辺道路を使ったコースは、昨年は荒れた路面とグリップの無さでドライバーたちを苦しめたが、今年はコース全面が新しい舗装になった。路面のグリップが大幅に向上したことは、ラップタイムに如実に表れた。2回のプラクティスを終えたところで、昨年のポールポジションタイムを出場26人全員が楽々とクリアしていた。

 予選は快晴に恵まれ、気温も高くなり過ぎないコンディションとなった。多くのファンが詰めかけ、にぎやかさの中で開催された予選には、直前のプラクティスでアクシデントを起こしたE.J.ヴィソ(KV Racing Technology-Lotus)を除く25台が出走。2回のプラクティスでも最速だったウィル・パワー(Team Penske)が、予選でも変わらぬ速さを見せつけ、驚異的な1分21秒8958(平均時速111.478マイル)というラップタイムを記録。見事に開幕戦からの4戦連続のポールポジション獲得を果たした。2番手となったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)に0.4017秒という大きな差をつけての堂々たるポールポジションだった。

 予選3番手はスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)のものとなり、4番手はライアン・ブリスコー(Team Penske)。そして、5~6番手はグラハム・レイホール(Service Central Chip Ganassi Racing)、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)だった。

 ブラジル人ドライバーは今週末のレースに5人が出場している。その中で最速だったのは、エリオ・カストロネベス(Team Penske)の7番手だった。トニー・カナーン(KV Racing Technology-Lotus)は大いに苦戦中で、予選順位は21番手となった。

 佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)は、2回のプラクティスでマシンのフィーリングがなかなか向上せずに苦戦を強いられていた。しかし、プラクティスで得られたチームメートのデータまでを総合して予選用セットアップをマシンに施し、一挙にパフォーマンスをアップさせることに成功した。予選第1ラウンドは、ギリギリの6番手ではあったものの通過することができ、予選ファイナル進出をかけた戦いに臨んだ。

 12人のドライバーたちによって争われる予選第2ラウンド、佐藤はインターバルの間に、さらにマシンのハンドリングを向上させていた。10分間と短いセッションであるために、グリーンが告げられると同時にコースインした佐藤は、1分22秒7379というすばらしいラップタイムをマークした。路面のコンディションもよくなっていたが、予選第1ラウンドより0.7秒以上もラップタイムを縮めてみせた。しかし、結果は10番手で予選ファイナルへと駒を進めることはできなかった。
それでも今回の佐藤の予選パフォーマンスは今シーズンのベストで、これまでのベストだった2度の11位を1つ上回る10位で予選を終えた。ストリートコースでの予選順位としても、昨年のデビュー以来のベストとなるリザルトである。

コメント
ウィル・パワー(ポールポジション)
「予選の第1、第2ラウンドでできるだけ周回数を抑える作戦としていたら、第2ラウンドでファイナルに進めなくなる危機にさらされた。しかし、燃料切れになる寸前になんとかトップ6に食い込むことができ、その後さらにタイムを縮めることに成功した。マシンの仕上がりが本当によかったので、どれだけミスをせずに1ラップを走りきれるかにかかっていた。ファイナルラウンドではミスなくクリーンに1周を走り、ポールポジション獲得を成し遂げた。明日のレースでも今日のようにクリーンに戦いたい。ポールポジションなのでスタートでアクシデントに巻き込まれる可能性は低いと思う。スタートをクリアしたら、クリーンに走って優勝へと逃げきりたい」

ライアン・ハンターレイ(2番手)
「サンパウロのコースが大好きなので、今日は走っている間中、ハッピーだった。ポールポジションは惜しくも逃した。今回もポールを獲得したウィル・パワーにおめでとうと言いたい。もう彼のポールポジションには飽き飽きしている人もいるだろうが、彼がそれだけ速いのだから仕方がない。我々もマシンを今以上にいいものとして、彼からポールポジションを奪い取れるようになりたい。世界中を探してもオーバーテイクが可能なストリートコースは多くない。しかし、サンパウロのコースは3カ所でのオーバーテイクが可能で、スタートやリスタートでの順位など気にしなくていいほどだ。速いマシンさえ手にしていれば、次々とマシンをパスして上位へと進んでいくことができる。明日のレースも激しい戦いになるだろう」

スコット・ディクソン(3番手)
「自分たちとしてはいい予選を戦えたと思う。2dayイベントでプラクティスとプラクティスとの間隔が短い。そうしたスケジュールでは決断も素早く下していく必要があり、我々はそれがうまくできていた。トップ6にChip Ganassi Racingのマシンが3台入っていた。チームとして喜んでいい一日になっていたということだ。我々のチームは、予選でのペースに比べ、レースでのペースがライバル勢よりも速いので、明日のレースがとても楽しみだ」

佐藤琢磨(10番手)
「マシンのセッティングは、ステップを踏んでいいものにすることができました。チームが全力を出してマシンを仕上げてくれて、精一杯マシンを走らせましたが、まだスピードが足りていませんでした。これから3台のデータをすべて見直し、レースで速く走れるマシンセッティングを見つけなければなりません。今日の置かれた状況下で発揮したパフォーマンスは悪くなかったと思います。昨年は1周目でリタイアだったので、決勝序盤は様子を見ながらの戦いになるかと思います。しかし、レース終盤にはいい勝負ができるポジションにつけ、最後まで戦いたいと思います」

ロジャー・グリフィス | HPD テクニカル・ディレクター
「コースが全面的に舗装し直され、レイアウトにも小さな変更が加えられたことによりラップタイムが大幅に向上した。それにしてもウィル・パワーの予選での走りはすばらしかった。1分21秒8は驚異的といっていいタイムだ。2位にはコンマ4秒もの差をつけている。その2位となったライアン・ハンターレイも見事な走りを見せていたのだが、パワーのタイムを彼は信じることができなかったのではないだろうか。これでパワーは4戦連続のポールポジションだ。予選での成績がそのまま決勝レースの成績につながるとは限らないが、パワーの今シーズンの予選パフォーマンスはファンタスティックの一言に尽きる。また、グラハム・レイホールが今シーズン初めて予選のファイナルに進出した。Chip Ganassi Racingのサテライトチームに迎えられた彼は、もっと早くにトップ6入りをしてくると思ったが、4戦目にしてようやく実力を発揮してきた。明日のレースも好天に恵まれ、昨年以上に多くのファンが集まってくれることを期待している。オーバーテイク・チャンスの多いサンパウロのレースは、非常にエキサイティングだ。明日も抜きつ抜かれつのスリリングなレースを、ファンはエンジョイできるだろう」

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