Team Le Mans
Formula NIPPON PRESS RELEASE

#7 Kei Cozzolino
#8 Hiroaki Ishiura

Round7-SUZUKA
1LAP=5.807km
Race1:20LAPS(116.14km)
Race2:28LAPS(162.60km)

■#7 コッツォリーノ選手:2レースとも完走ながらポイント獲得成らず。
■#8 石浦選手:レース1で7位、1ポイント獲得。レース2は10位完走。

 2010年のフォーミュラ・ニッポンは、鈴鹿サーキット(三重県)で行われた第7戦をもって最終戦となる。今戦は通常とは異なり、2レース制で決勝が開催された。

 11月6日(土)、天候は晴れ。気温18℃、路面温度25℃と暖かい一日となった。予選は通常通りノックアウト方式で行われたが、今回は決勝レースが2レースのため、Q1の結果がレース1のグリッド、そしてQ3の結果がレース2のグリッドとなる。今回はいきなりQ1からポールポジション争いの熱い戦いが繰り広げられることとなった。そのQ1(14:00~14:20)で、Team LeMansの2台は開始と同時にコースイン。フリー走行中から2台ともひどいアンダーステアを訴えていたが、ニュータイヤでのアタックで何とか石浦は9番手、ケイは12番手でQ1を通過。同時にレース1のグリッドが決定。Q2へのインターバルでアンダーステア対策を施して、続くQ2(14:30~14:40)へ。石浦もケイもまずフロントタイヤをスクラブさせると、他車と同じタイミングでアタックを開始。石浦10番手、ケイ12番手とQ3進出は成らず、ここで予選が終了。なお、予選後の車検で他車にタイム抹消の裁定が下り、ケイ、石浦ともそれぞれの結果から順位を1つ上げたグリッドからスタートすることとなった。

 11月7日(日)、曇り空の下、まずはレース1のフォーメーションラップが10:20に開始。石浦は8番手、ケイは11番手からスタート。石浦はスタートが上手く行き、7番手に。ケイもオープニングラップで順位を上げたものの、2周目のスプーンカーブでコースアウト、順位を14番手まで落としてしまう。タイヤ交換義務のないこのレース1はピットインによる順位変動もなく、石浦はラップタイムの不調から一時後車に並ばれかけるも何とかポジションを死守し、7位完走、貴重な1ポイントを獲得した。ケイは開いてしまった前車との差を縮めることができず、14位完走でレース1を終えた。

 午後になると陽が差してきて、前日の暖かさが戻ってきた。14:30にレース2のフォーメーションラップが開始。このレース2には、本数制限は無いが10周を過ぎてからタイヤ交換を行わねばならないという義務付けがあり、各チーム多様な作戦を練っているだろうと予想された。石浦は9番手、ケイは11番手からスタートするも、石浦の前方グリッドの車両のエンストにより2台とも全開スタートができず、順位を落とすことに。石浦は10番手、ケイは13番手でオープニングラップを終えると、2台とも前の車両との差を僅かなところまで詰めながらも、前に出られない状況が続く。いよいよピットインが可能となる10周を迎えると、石浦は11周を終えてピットイン。石浦はタイヤ4輪交換ながら、ピットクルーの迅速な作業で、同時にピットに入った2輪交換のマシンを抑え、ポジションを守ってコースに戻る。ケイは他車のピークが過ぎた15周を終えたところでピットイン。ケイもタイヤ4輪交換を行った。ケイはピットインのタイミングで1輪交換のマシンに先行され、14番手に後退。終盤は2台とも前車に先行することはかなわず、石浦10位、ケイ14位でチェッカーを受けた。なお、今シーズンのポイントランキングは、石浦8位、ケイ10位となっている。

⇒土沼広芳 監督のコメント:
「2レースともあまり盛り上がりのないレースとなってしまいました。予選の不調から、クルマについてはもちろんのこと、ドライバー自身のドライビング、そして作戦面でもチーム全体であらゆる努力をしましたが、全体的に一歩及ばず、来シーズンに向けて課題の残る最終戦になりました。来週のJAFグランプリが控えていますが、早速明日からは来シーズンに向けての準備を始めます。さらに体制を強化して来年に臨みますので、変わらぬご声援をよろしくお願いします。今年一年間のご声援に感謝いたします。ありがとうございました。」

⇒#7 ケイ・コッツォリーノのコメント:
「土曜のフリー走行からクルマのアンダーステアが強く、今週はそれに悩まされ続けました。予選Q1は何とか突破できたものの、今年一年ずっと目標にしてきたQ3に進めなかったことが悔しいです。レース1では僕のミスによるオーバーランで順位を落としてしまい、レース2では前車よりラップタイムで見れば僕の方が速いけど、ストレートは相手の方が速くて離されてしまうという状況で、自分のドライビングができなかったことが残念です。チームも出来る限りの努力をしてくれましたが、今回は残念ながら結果に結び付きませんでした。最終戦は終わりましたが、すぐにJAFグランプリがあるので、気持ちを切り換えて最後に笑ってシーズンを締めくくれるよう頑張ります。今年一年、温かいご声援ありがとうございました。」

⇒#8 石浦宏明のコメント:
「ケイと同じく、僕のクルマも土日を通してアンダーステアをどうやって解消するかが課題でした。予選のインターバルでも決勝前にもいろいろなことを試しました。レース1はペースが上がらず、防戦一方のレースでした。お昼のインターバルでセッティングを大きく変えてもらったことが当たり、レース2ではマシンのフィーリングはかなり良くなりました。チームのとても早いピット作業のおかげで、2輪交換のクルマに先行されることなくコースに戻れたのですが、終盤は残念ながらペースの遅いクルマに先導される形で、自分のペースで走れませんでした。やっと最後に今週抱えていた問題に対して解決の方向性が見えてきたので、来週の富士では良い結果を残したいと思います。一年間たくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。」

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