日本レースプロモーション(JRP)は16日、フォーミュラ・ニッポン第5戦SUGOからKYB製のパワーステアリングを導入すると発表した。
ここ数年フォーミュラ・ニッポンはステアリングが重く、ドライバーは激しいトレーニングを要求されるなど過酷な状態が続いていた。昨年導入されたFN09でもその状態が深刻化しており、トレーニングを積んだドライバーでもレース後手にマメができる、翌日は腕が上がらなくなるなど過酷な状況だった。
そんな状況の中、昨年からエンジンテスト等の機会を使用して、トヨタ、ホンダのテスト車両にKYBが開発したパワーステアリングシステムを導入しテストが繰り返されてきたが、今季の第5戦スポーツランドSUGO戦(9月26日決勝)から、ついにパワーステアリングの導入が正式決定した。
JRPはプレスリリースの中で、「パワーステアリングの導入により、エキサイティングなバトル展開を期待しております。また、オーバーテイクシステムとの組み合わせにより、お客様にも今まで以上にレース展開を楽しんでいただけるものと信じております。シーズン途中から生まれ変わるFN09に、皆様是非ご期待下さい」とコメントしている。
