ヨーロッパのレーシングカート界で多くのタイトルを獲得してきた笹原右京が、今季ユーロノバと契約し、フォーミュラ・ルノー・アルプスシリーズに参戦、四輪にステップアップすることとなった。
元F1ドライバー、片山右京さんと同じ“右京”の名をもつ笹原は、幼少期からカートに親しみ、2010年〜11年にはヨーロッパの強豪が集うロータックス・マックスで快進撃。多くの勝利を飾り、本場イタリアのカート雑誌の表紙も飾るなど、カート界で多くの栄冠と注目を獲得してきた。
今年の4月に17歳になる笹原だが、13年に向けてすでにフォーミュラ・アバルトなどを経験。今季に向けてユーロノバと契約し、2010年にフォーミュラ・ルノー2.0・イタリアとミドルヨーロッパが統合して生まれたフォーミュラ・ルノー2.0・アルプスに参戦することになった。
すでにミサノでのテストに参加、来週にはモンツァでテストに臨む笹原は、「ユーロノバでドライブする機会が得られて嬉しく思います。今年、シングルシーターでの初めてのシーズンに挑むにあたって、テストやフィジカルトレーニングなどしっかり準備していきたいと思います」と意気込みを語っている。
元F1ドライバーのビンツェンツォ・ソスピリ率いるユーロノバでは、Fルノー2.0アルプス参戦に向け、笹原のほかイギリス人のグレゴール・ラムジー、ベネズエラ人のジャビア・アマドと契約している。