WTCC世界選手権ツーリングカー選手権岡山ラウンドにスクーデリア・プロチームから参戦した谷口信輝は、第1レースを14位、第2レースを19位でチェッカー。レース1では上位とのバトルを展開したが、レース2ではまたも苦しい展開となった。
金曜日からお届けしているとおり、今回のスクーデリア・プロチームは4台体制で参戦し、谷口には「倉庫に眠っていたような」古いマシンが割り当てられた。金曜日から多発するトラブルに苦しみ、かつアップデートパーツが組み込まれているため車重も他マシンと同様。走らないマシンに大苦戦を強いられた。
決勝はレインコンディション。「残念ながら今年も雨になってしまいましたが」と谷口は前置きした上で、「自分としては他力本願だけど、ドライではジリ貧だったし、雨なら飛んでいく人も多いと思うし、クルマの性能差も減るかな……と思って、一縷の望みをもってレース1に望みました」とレースを振り返る。
迎えたレース1では、「良い感じに走ることができて」序盤の混乱をくぐり抜け、インディペンデントクラスの上位と互角の勝負を展開。前を行くのがチームメイトのセルジオ・ヘルナンデスだったこともあってか追い抜けなかったが、僅差のクラス4位でチェッカーを受けた。
しかし、「レース1は上出来だと思ったけど、レース2ではセッティングも変えていないのに、リヤが全くグリップしなくなってしまって。まったく前に追いつけないどころか、セーフティカーランにもついていけないくらいだった」と続くレース2では置いて行かれる一方のレースとなってしまう。終盤にはエキゾーストも割れ、谷口のBMW320siは異常な音を立てながらチェッカーを受けた。
雨の中性能差が減り、谷口らしい攻めたレースを垣間見ることはできたが、「“悔しい貯金”が増えただけってカンジ」の3日間は、日本の誇るハコのスペシャリストにとって、マシンに泣かされ続けた週末となってしまった。
