WTCC世界ツーリングカー選手権岡山ラウンドにスクーデリア・プロチームから参戦している谷口信輝は、金曜日のテストセッションでクラッチトラブルが発生。「何もできないまま終わっちゃった」と厳しい状況のようだ。

 昨年に続き2回目の参戦となる谷口は、チームも昨年同様で意気込むところもあったが、走りはじめからクラッチの感触が悪く、さらにエキゾーストが車内に入って目が痛むというアクシデントも発生。結局このセッションで5周しか走ることができず、苦しい幕開けとなってしまった。

「クラッチが滑ってしまって全然前に進まなくて。クルマのフィーリングもアンダーだったから改善したかったんだけど、それもできずじまいだったしね。決勝に向けてのセッティングも何もできないまま終わっちゃったもんね。やっかいな状況」と谷口。

 聞くところによれば、谷口が昨年岡山とマカオで使用、「オレが無事に壊さず返したクルマは、今年すでに全損したらしいよ(苦笑)」とのことで、今回スクーデリア・プロチームは4台体制ということもあり、あまり使用していなかった2008年型のBMW320siが持ち込まれたのだという。

「他にもトラブルが出そうな気がするな〜(苦笑)」と言う谷口。なんとか昨年のリベンジを果たしてほしいところだが……「でも今のところ、流れは悪いですね」

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