21日、カリフォルニア州ロングビーチで開催されたIZODインディカー・シリーズ第3戦ロングビーチで、予選4番手からスタートした佐藤琢磨(AJフォイト)が中盤からトップに立つと安定した速さをみせ、日本人初となるインディカー・シリーズ優勝を飾った。

 4番グリッドからスタートした琢磨は、序盤にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)をオーバーテイクし、2番手に浮上。1回目のピットストップでチームも完璧な作業を行い、トップに浮上すると今季初となるリードラップを記録した。

 その後も安定した速さを見せた琢磨はトップを守り続け、嬉しい初優勝! インディカー・シリーズ挑戦4年目で、悲願のインディカー・シリーズ初優勝を挙げた。琢磨は渾身のガッツポーズでウイニングラップを終えると、満面の笑みで日の丸を掲げ優勝の喜びをチームと分かち合った。

 2位はグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)で、3位はジャスティン・ウイルソン(デイル・コイン)という結果となり、ホンダエンジン搭載車が今季初めて表彰台を独占している。ポールシッターのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)は4位だった。

 1990年にヒロ松下が初めてCARTシリーズに参戦して以来、日本人ドライバーがアメリカのトップオープンホイールシリーズで優勝を飾るのは初めてのこと。これまでは琢磨自身、そして武藤英紀が記録していた2位が最上位だった。琢磨にとって優勝はF1参戦前の2001年マカオGP以来、AJフォイト・レーシングにとってもひさびさの勝利となった。

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