7月17日から19日にかけて開催される、F1ヤングドライバーテスト。このテストにザウバーから参戦することになっている佐藤公哉は、13日〜14日とイタリアのムジェロでAUTO GPに参戦した。このコーナーではムジェロから佐藤のイギリスのシルバーストンまで同行して、F1テストデビューまでを追う。
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ムジェロサーキットに着いた。駐車場にクルマを置いてパドックへの階段を下るチームメイトの黒田吉隆(左)、佐藤(中央)、そしてチームオーナーの井上隆智穂(右)。午前中から早くも夏の強い日差しが差し始めた。
ザウバーF1チームから佐藤のF1テストへの参加が発表された。これにはAUTO GPで佐藤を起用している『EURO NOVA(ユーロ・ノヴァ)』の井上隆智穂オーナーも思わず……「汗」だったかもしれない。
日本人として初めて「Stilo(スティロ)」社と契約を交わし、AUTO GP前大会シルバーストンから同社のヘルメットを使用し始めた佐藤。もちろん、来たるF1テストにも「Stilo」のヘルメットを佐藤は持ち込む。
土曜日の遅めの昼食は、予選後にソスピリ社長と黒田と佐藤の3人で。メニューはイタリアン、レース開催日の昼食はおもに炭水化物を食べる。普段から好んで嗜むという夜のウイスキーも大会期間中はオアズケ。
予選中、エンジニアのガブリエレ・トレドージとコミュニケーションを取る佐藤。
イタリア・フォルリの地元応援団によってムジェロ・サーキットに掲げられた手作り感満点の横断幕2枚。「応援団の大半は若い女性?」と尋ねると、「いや、おじさんばかりですけれど……(汗)」と佐藤は苦笑い。
ムジェロ・サーキットには、今季のフォーミュラ・ルノー2.0 ALPSにユーロ・ノヴァから参戦中の笹原右京も駆けつけた。“沼田少年”こと笹原の次のレースは、イタリア・ミザーノで7月26〜28日に開催される。
決勝レース2終了後、優勝ドライバーは走路外走行を問われて25秒加算のタイムペナルティが科され、佐藤の順位は3位へとひとつ繰り上がった。表彰台には立てなかったが、トロフィーを受け取り満足そう。
≪≪次回へ続く≫≫