マリア・デ・ビロタがマルシャF1のテスト中にクラッシュし重傷を負ったことに関し、フェリペ・マッサは、最大限の安全性を確保するため、FIAは事故の状況を理解する必要があると語った。
多くのドライバーがTwitterなどを通してデ・ビロタへの応援のメッセージを送っている。2009年にグランプリ中に重傷を負い、シーズン後半を欠場したマッサも、デ・ビロタへのサポートを誓っている。マッサは2009年ハンガリーGP予選で、前を走行していたルーベンス・バリチェロのマシンのパーツがヘルメットを直撃、タイヤバリアに衝突し、非常に重いけがを負った。
「僕も同じような経験をした。彼女を100パーセントサポートしたい」とマッサは、イギリスGPを前にした木曜、シルバーストンで語った。
「僕はありがたいことに無事だったけれど、彼女には辛いことが起こってしまった。片方の目を失うというのは、本当に大きな出来事だ」
「彼女にふさわしい一番いい形で人生を送れるよう、すべてがうまくいってほしいと願っている」
マッサは、FIAが関与して事故の状況を理解することに努めるべきだと述べた。
「僕は彼女に何が起きたのか知らないから、それについて話すのは難しい。僕が知っているのは、飛行場で走っていてトラックとの事故が起きたということだけだ。そういうアクシデントは、普通F1では起こらない」
「僕の場合、コース上で何かが飛んできて、それが僕に当たった。でもそれは他のマシンのパーツが飛んできたので、今回の事故とは全く違う。何が起きたのか理解する必要がある。それが一番重要なことだ。テストやあらゆることの状況を整えるため、僕らにとって必要な最大限の安全を確保する条件をすべて用意するため、FIAも状況を理解する必要がある」