ARTAプロジェクトは、育成部門に所属する野尻智紀をマカオGPのフォーミュラBMWパシフィック(決勝21日)に参戦させる。野尻は昨年に引き続いての参戦で、初日のプラクティスではFCJ王者の中山雄一を上回る6番手でスタートしている。
チームはヨーロッパのF-BMWのチャンピオンチームでもある、ユーロインターナショナル。ARTAは「マカオは日本にはない市街地レースということもあり、野尻にとってもいい経験となるだろう。今年は体制も充実しており、良い結果が出せるよう祈っている」としている。
野尻の出場するフォーミュラBMWは、21日(日)現地時間8:45から10周にわたって決勝レースが行われる予定だ。なお、ARTAは野尻の参戦を先週のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPで発表。野尻に続き今季ARTAチャレンジのタイトルを獲得した石川京侍、09年王者の清原章太(SRS-Fスカラシップを獲得)、鈴木亜久里プロデューサーとともに、意気込みを語った。
鈴木亜久里ARTAプロデューサーのコメント
「野尻は小学生のころからARTAで育ってきた才能あるドライバーです。今年のFCJではもうひとつ結果に結びつきませんでしたが、その才能は若手のなかでもピカイチだと思っています。このマカオGPでの経験を今後の彼のレースに活かしてもらえればと思い、参戦させることとしました」
野尻智紀選手のコメント
「昨年に続き、今年もマカオGPに参戦させてもらえて嬉しいです。昨年は、マシントラブルがあり、結果をだせませんでしたが、今年はヨーロッパチャンピオンチームということもあり、レースをするのが楽しみです」
