ジェンソン・バトンの優勝、セバスチャン・ベッテルの王座戴冠で幕を閉じた今年のF1日本GPだが、決勝レースの前にはサポートレースに加えて、注目の走行イベントも行われた。

 朝11時からのFCJ終了後、フォーミュラ・ニッポンのマシン4台がデモ走行を行った。これはフォーミュラ・ニッポンを知ってもらおうと企画されたもので、今季のルーキードライバーである中嶋大祐、小林崇志、国本雄資、アンドレア・カルダレッリの4人が大観衆の前で国内最高峰のフォーミュラマシンを走らせた。

 中嶋大祐は「最初はお客さんも何だろう? と言う感じだったが、全開走行の後は手を振って盛り上がってくれた。アピールすることができた。フォーミュラ・ニッポンのレースを見に来るきっかけになればいいと思う」と笑顔で語った。

 また、その中嶋の父で日本人初のフルタイムF1ドライバーの中嶋悟も1989年に乗ったロータス・ジャッド101のステアリングを握り、サーキットを2周した。

「懐かしいね。みんなに喜んでもらえるよう、張り切って2周するよ」とコースに向かうと、見守ったスタンドのファンも懐かしのマシン、ドライバー、エンジンサウンドの組み合わせに大きな声援を送っていた。

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