3月1日〜2日に鈴鹿サーキットで開催される『2014モータースポーツファン感謝デー』で、今季スーパーGT500クラスに参戦するNSXコンセプト-GTをはじめ3台のNSXがデモランを行うことになった。
このイベントは、『NSX 進化の先に。』と題し、歴代・新型NSXがデモラン、展示を行うもの。登場する1995年のNSX GT2、2000年のカストロール無限NSX、そして2014年のNSXコンセプト-GTという3台の車両はいずれもその歴史に名を刻む名車たちばかりだ。
1995年のNSX GT2は、1994年から3年間戦ったル・マン24時間への挑戦の中でも白眉とも言えるマシン。95年のル・マンにはGT1クラスにクレマーによるワークスが、GT2クラスにチーム国光、中嶋企画という2チームが参戦したが、今回デモランを行うチーム国光の84号車は、高橋国光/土屋圭市/飯田章というトリオでGT2クラス優勝という輝かしい成績を収めたマシンだ。
2000年のカストロール無限NSXは、前述のNSX GT2とは成り立ちが異なり、1997年からスタートした無限×童夢によるNSX-GTプロジェクトから生まれたJGTC全日本GT選手権用マシン。00年は道上龍と中子修、光貞秀俊が組み、道上が記念すべきNSXによるJGTC初チャンピオンを獲得した車両だ。
そして、2014年からの新GT500規定に合わせて投入されるのがNSXコンセプト-GT。2015年から全世界で販売されるNSXに先駆けて登場するミッドシップマシン。ホンダにとっても重要な意味をもつ車両だ。
2014モータースポーツファン感謝デーでは、この3台の記念すべきNSXがデモランと展示を行うことになる。その他にもホンダRA272のデモランや、新スーパーGT500車両3台のデモラン等楽しみなイベントが多い。イベント情報はホームページ(http://www.suzukacircuit.jp/msfan_s/)まで。