2013年F1第15戦日本グランプリの公式予選は、レッドブルのマーク・ウエーバーが今シーズン初のポールポジションを獲得した。
F1鈴鹿25周年を飾る今年の日本グランプリ。チャンピオン街道をひた走るセバスチャン・ベッテルの5戦連続ポールを阻止したのは、レッドブルとチームメイトのウエーバーだった。
予選最終ラウンドに進出した2台のレッドブルは、直前のFP3をトップで終えたウエーバーがポールポジションを決するQ3でも2度にわたって完璧なラップをまとめる。一方、FP3でトラブルに見舞われたベッテルは、予選最初のアタックで再びKERSトラブルが再発。ドライビングミスにもつながり、2番手から逆転を狙うことになったが、最後のアタックでもセクター2で遅れをとり、結局ウエーバーを上回ることはできなかった。
「大好きな鈴鹿で予選を獲ることができてうれしい」と語ったウエーバーは、ラストアタックでも自身のトップタイムを更新し、唯一の1分30秒台となる1分30秒915というタイムで今シーズン初、通算では12回目となるポールポジションをF1で走る最後の鈴鹿で決めた。
3番手には、メルセデスのルイス・ハミルトンが入り、終始好調な走りを見せていたロータスのロメイン・グロージャンが2列目4番グリッドを獲得。また、フェラーリで走る最後の鈴鹿でエースのフェルナンド・アロンソを上回ったフェリペ・マッサも5番グリッドを手にしている。
ドライバーズランキング2位のアロンソは8番手、同3位のキミ・ライコネンも9番手。前戦の韓国で4位フィニッシュを果たしたザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは7番手に入った。