開幕戦バーレーンGPがキャンセルされ、2011年シーズンの開幕が2週間遅れることになったが、これが現在苦労しているチームにとってメリットになるのかどうか、関係者たちの意見が分かれている。

 マクラーレンは今季に向けてラジカルなマシンをデザイン、このMP4-26はこれまでのテストではしばしばトラブルに見舞われ、ライバルたちに後れをとっているようにみえる。ルイス・ハミルトンは、バーレーンGPの中止を受け、「僕としてはそれほど残念じゃないよ。だって僕らに時間の余裕ができるわけだからね」と述べている。

 BBCのF1コメンテーター、マーティン・ブランドルもハミルトンの意見に賛成している。
「(余分な時間ができたことは)速く信頼性あるマシンを作ることに苦労しているチームを助けることになるだろう」とブランドルがBBCで述べたとMotorsport.comは伝えている。

 一方、今季のマシンもトップであるとみられているレッドブルのマーク・ウエーバーは、異なる意見を示している。
「2週間増えたところで大きな違いはないと思う」
「時間が増えるのは誰にとっても同じだからだ。僕らは2週間後にレースをする準備が整っている」
「積荷はかなり早い時期にメルボルンに向けて送り出さなければならない。だから僕らが得る余分な時間は10日ということになると思う」

 元チームメイト、デイビッド・クルサードもウエーバーと同意見だ。
「この問題についてはマーティンに同意しない」と彼はTelegraphのコラムに記している。
「私が見たところ、フェラーリとレッドブルが現在のトップだ。だから(ブランドルは)メルセデスとマクラーレンが助かると示唆していることになる」
「確かにマクラーレンにとってファクトリーで作業する時間が2週間増えることになる。だが、それはフェラーリも同じだ。しかもテストは残り1回。パーツや信頼性のテストをサーキットで行うことはできないのだ」

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