4月28日に開幕するスーパーGT第2戦富士において、REITO MOLA GT-Rをドライブする関口雄飛が公式練習に参加できないことになった。第1戦岡山までのGTAドライビングモラルハザード防止制度における累積ペナルティポイントが6点になったため。
このGTAドライビングモラルハザード防止制度は、スーパーGTの観客に対し、プロフェッショナルなドライビング、バトルを見せ魅力的なレースを構築すること、不必要なレース中断を防止し、面白いレースを演出すること、ドライバーにとって、すべてのレースの規範となるスポーツマンシップを構築すること、観客を含むレース関係者すべての安全性をより高く確保するという目的で定められている。
GTAはこの制度に従い、車両の走行時に発生したケース毎の状況により即断し、チームおよびドライバーにペナルティを課すが、この際に累積していくポイントによって、ドライバーには罰則が課される。ポイントは12ヶ月間累積されるが、参加する2レースの間新規ペナルティが0の場合、2ポイントを減らすことができる。
今回対象となってしまった関口は、2012年第8戦までの時点で累積ポイントが4点となっていたが、スーパーGT第1戦岡山においてEpson HSV-010と接触、コースアウトさせたことによりペナルティポイントが2点加算され6点に。6点における罰則=次回出場大会の公式練習(終日)参加禁止が課せられることになった。
これにより、REITO MOLA GT-Rは第2戦富士の公式練習で本山哲がひとりでステアリングを握ることになる。