DTMドイツツーリングカー選手権第5戦ノリスリンクは1日、78周の決勝レースが行われ、雨で荒れた展開のレースをジェイミー・グリーン(メルセデスベンツCクラスクーペ)が制し今季初勝利を飾った。

 気温33度、路面温度48度と高温の中行われた30日の予選では、大差でポイントランキングをリードしているゲイリー・パフェット(メルセデスベンツCクラスクーペ)がポールポジションを獲得。グリーンが2番手に続きメルセデス勢がフロントロウを独占。3番手にはアウグスト・ファルファス(BMW M3 DTM)、4番手にはランキング2位のマティアス・エクストローム(アウディA5 DTM)がつけた。

 迎えた1日の決勝は、雨が降り気温も一気に下がり20度というコンディションで迎えた。雨のため2周のフォーメーションラップが行われ迎えたスタートでは、パフェットがリードを奪い1コーナーに飛び込みグリーン、エクストロームと続くも、パフェットが1コーナー中央部でスピン。後方は大混乱となり、6〜7台のマシンがパフェットに詰まりストップしてしまう。

 大きなクラッシュにはならなかったものの、これでセーフティカーが出動。パフェットもレースに復帰するが、リードはラルフ・シューマッハー(メルセデスベンツCクラスクーペ)のものに。2番手にはマルティン・トムジク(BMW M3 DTM)、3番手にはブルーノ・シュペングラー(BMW M3 DTM)と続くことになった。一方、この混乱の渦中にいたエクストロームはマシンを破損しリタイアを喫している。

 シューマッハーはセーフティカー再開後もトムジク以下をリードしていくが、45周目に電気系のトラブルが発生してしまいスローダウン。リタイアとなってしまい、これで昨年チャンピオンのトムジクがリードを奪う。64周目に全車が2回目のピットインを終えてみると、トムジク、シュペングラー、グリーンというオーダーに変化した。

 しかし、3番手グリーンは上位2台を1秒近く上回るペースでトップを猛追。76周目にはシュペングラーを、さらにファイナルラップにはトムジクをかわし、劇的な逆転優勝を遂げることに。グリーンはこれでキャリア4勝目を飾った。

「自分の成功に誇りを感じるよ。レースはすごくハードだったけど、マシンの中ではすごく楽しかった。残り10周でも自分のタイヤはしっかりとしたグリップがあって、勝つことができたんだ」とグリーン。

 2位はトムジク、3位はシュペングラーとBMW勢が続くことに。4位には13番手までドロップしながら、猛追をみせたパフェットという結果になった。5位にはデイビッド・クルサード(メルセデスベンツCクラスクーペ)が入り、DTMキャリア最上位フィニッシュを果たしている。

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