2015年F1第15戦ロシアGPの金曜フリー走行2回目は、ウイリアムズのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。

 現地時間の午後2時から行われた金曜2回目のフリー走行は、セッション開始15分前から本格的に降り出した雨の影響でウエットコンディションでのスタートとなった。
 コースは、ピット周辺のセクター1とセクター3がヘビーウエット状態だったが、中間セクションのセクター2はほぼドライという特殊なコンディション。しかし、明日以降はドライコンディションになることが予想されているため、序盤は各車ともガレージでコンディションの回復を待つ静かな立ち上がりとなった。

 開始20分過ぎにフェラーリのセバスチャン・ベッテルがようやく最初のコースインを果たすが、ベッテルはフルウエットタイヤで1周をこなしただけでピットへ帰還。続けてマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソもフルウエットでコースに向かった。

 若干雨足が弱まった開始40分過ぎ、ここでアロンソが最初の計測タイムとなる2分05秒台を記録すると、チームで唯一、新スペックのパワーユニットを搭載するアロンソはその後も積極的に周回を重ね、データを収集。タイムも2分01秒台まで縮め、しばらくアロンソのタイムだけがタイミングモニター上に表示される状態が続いた。

 その後、セッション折り返し後にはメルセデス勢もフルウエットタイヤで3周前後を走ったが、彼らはタイムは記録せずにピットインを繰り返してスタート練習に取り組んだ。

 残り時間が30分を切り、セッションも終盤を迎えると、今度はトロロッソの2台が難しいコンディションの中で積極的な走りを見せ、マックス・フェルスタッペンが2分00秒806でアロンソのタイムを更新。残り15分となったところで、ジェンソン・バトンもタイム計測を行い、ようやくトロロッソを合わせた4台のタイムが記録された。

 最後の10分になっても雨は依然降り続いていたが、ウイリアムズの2台とフェラーリのベッテル、そして母国グランプリのレッドブル、ダニール・クビアトがタイムを計測。残り1分というタイミングでバルテリ・ボッタスがトップタイムを塗り替えたが、直後にベッテルとマッサが相次いで更新。結果、FP2はベッテルのタイムを僅差で上回ったマッサがトップで終了となった。

 FP2で唯一、10周以上を走ったマクラーレン・ホンダのアロンソは、セッション終了間際に何らかのトラブルに見舞われ、チームの指示でピットに戻っている。

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